2021年9月21日(火)付

保存会有志 昔ながら稲刈り 大町 美麻秋晴れ「わかたの棚田」で

 秋晴れとなった20日、大町市美麻の「わかたの棚田」で稲刈りがあった。地域住民や山村留学OBらが参加し、手刈りやはぜ掛けするなど昔ながらの手法で稲刈り。北アルプスが一望できる棚田には、アキアカネも飛び交い、秋らしさを増し、すっかり黄金色になった稲を収穫した。
 参加者は、稲の束を鎌で刈り取り、去年収穫した稲わらで束ねていった。
児童「正々堂々戦うぞ!!」 大町の4小学校で運動会

 大町市内の各小学校で19日、校内運動会が開かれた。台風の影響で1日順延されたが絶好の運動会日和に恵まれ、これまでの練習の成果を存分に発揮して全力で競技に取り組んだ。
 このうち大町南小学校では新型コロナウイルスの感染防止のため、本年度の運動会も時間短縮や3密を避けるプログラムで感染対策を取りながら実施した。児童同士の直接的な接触を避けるための競技にも工夫を凝らした。(写真は南小)
伝統継承へ獅子舞$V調 大町 美麻・青具神明社の例大祭

 大町市美麻の青具神明社で19日、秋の例大祭が開かれた。少子高齢化などに伴い祭りの担い手が減少する中、伝統文化の継承につなげようと獅子頭と胴幕を新調。I・Uターンの若者でつくる神楽保存会が、気分も新たに獅子舞を奉納した。
 美麻では一昨年、地区ゆかりの若者有志が保存会を立ち上げ、約30年ぶりに神楽を復活させた。地域に残されていた獅子頭と胴幕を利用したが、約40年が経過しており老朽化。自治会の協力で県市町村振興協会協会からの助成金を活用し、新たな獅子舞を購入、神輿を修復した。
鉛筆一本で北アの山々=@穂高の「縁縁」で23日まで 白馬の大塚さんアート展

 安曇野市穂高有明の「カフェ&ギャラリー安曇野縁縁」で、クラフトショップ「森の生活」を営むクラフト作家・大塚浩司さん=白馬村北城=による「白馬マウンテンアート展」が23日まで開かれている。鉛筆一本で、北アルプスの山々を精密に描き込んだ原画とプリント画を紹介する。
 「毎日山を見ているからこそ描ける絵。ローカルアーティストの利点。たかが鉛筆、されど鉛筆」といい、イメージが膨らむ鉛筆画の魅力を紹介する。
秋の収穫祝い剣之舞=@大町の仁科神明宮 コロナで縮小し例大祭

 大町市社宮本の国宝仁科神明宮(松井秀吾宮司)で20日、秋の例大祭が行われた。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、昨年に引き続き、行事を縮小。氏子の代表者と宮司のみで神事を行い、県無形文化財の太々神楽・剣之舞を舞い、秋の収穫を祝った。
 本殿で行われた神事には、氏子総代12人と宮司8人が参列。今年は、氏子神楽員の神楽長が太々神楽を舞った。
川魚釣り焼き立て楽しむ 国営公園 秋の体験イベント

 国営アルプスあづみの公園大町・松川地区で19日、渓流釣りを体験する「フィッシングガーデン」が始まった。家族連れなど来園者が園内を流れる乳川でニジマスなどを釣り上げ、焼きたてをほおばりながら「味覚の秋」を楽しんだ。
 フィッシングガーデンは北アルプス山麓地域の自然に気軽に親しんでもらおうと、毎年開催している恒例のイベント。今年は新型コロナウイルス対策として完全予約制で、利用者の入場数も制限している。
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