2021年10月2日(土)付

メンドシーノ工芸家と交流 北ア芸術祭合わせ作品展

 大町市を舞台にした芸術の祭典「北アルプス国際芸術祭」が2日、開幕する。イベントに合わせて同市仁科町のギャラリーいーずらでは1日から、大町と米国メンドシーノ、姉妹都市の工芸家による作品展「芸術と工芸をめぐるふたつの町の国際交流展14th」(メンドシーノ芸術交流プログラム主催、市教育委員会共催)が開催されている。
 交流展は北アルプス山麓地域の作家7人の絵画や木工家具、ガラス工芸、染物など約40点を展示。コロナ禍の逆境の中でも両国の交流を絶やさないよう、メンドシーノの作家10人の作品約50点もスクリーンに映し出す。
「塩の道」魅力を再確認 小谷中 総合発表会3年生が企画 ミニ祭り

 小谷村の小谷中学校の生徒は1日、総合発表会の一環として「ミニ塩の道祭り」を実施した。新型コロナで2年連続で中止となり、参加の機会を失った村の一大観光イベント「塩の道祭り」を、自分たちにできる形で再現する取り組み。多くの保護者や小学生、一般村民らが参加し、生徒たちと昔ながらの道を歩いた。
 コースは本来の塩の道祭りのスタート地点でもある下里瀬公民館から中学校までの約7`。出発式の後、昔ながらの道を歩いた。あいにくの雨模様となったが、生徒たちは昔ながらの旅姿の衣装に身を包み、元気に土を踏みしめて歩いた。ゴールでは参加者へのおもてなしとして、焼き芋を振る舞った。
個性「爆発」学んで交流 白馬中 総合発表会で成果披露

 白馬村の白馬中学校で1日と2日、第45回総合発表会が行われている。全校の個性が「爆発」するようにと意味合いを込めた「エクスプロージョン」をテーマで、意見文や自由発表などで日頃の成果を披露。運動会、生徒会企画などを通じて、生徒同士の交流も深めた。
 コロナ禍に対応し、通常よりも内容や時間を縮小した。保護者ら入場者の制限も行ったが、発表の様子は、関係者限定で閲覧可能なユーチューブ配信を実施した。
松川育ちの日本酒飲み比べ 道の駅 酒蔵7社の商品販売

 松川村の酒米を使い、村内芦間川の源流で貯蔵した県内酒蔵7社の日本酒が9月25日から、道の駅安曇野松川「寄って停まつかわ」で限定販売されている。松川ならでは資源を生かした、県内有数の米どころをアピールする商品だ。
 1本720_g。各50本の限定販売。購入者に村のイメージキャラクター「雨引かなで」をデザインしたお猪口ちょこをプレゼントするスタンプラリーも開催する。
地域材生かしエネルギーに 大町美麻 「考える会」専門家招き座談会

 大町市の「美麻地域のエネルギーを考える会」(渡辺寛代表)は9月25日、美麻公民館で座談会「2050年『脱・炭素社会』達成のシナリオ『官民協働による里山・地域材の利活用』」を開いた。地域住民30人に加え、リモートでも10人ほどが参加した。
 基調講演では、信州大学人文学部准教授・茅野恒秀さんが、「地域主導による再生可能エネルギーの推進」と題して話した。国や県でも日に日に加速する、再生可能エネルギーによって稼働する都市づくりを目指すゼロカーボン=i脱炭素)の取り組みについて、分かりやすく話した。
中止はレベル5→4に 大町 アルプスマラソン基準厳格化

 10月17日に大町市内で開催する第38回大町アルプスマラソンを主催する実行委員会の大会長・正副実行委員長会議が1日、市役所で開かれ、大北医師会からの助言を受け、開催基準を見直した。当初は、感染警戒レベル(県独自6段階)「5」で中止としてきたが、レベル「4」に改め、厳格化を図った。
 開催基準の見直しについて委員からは「万全を期す上で必要」などと異論は出なかった。会議では、実行委事務局の市体育協会から、大会運営に必要なボランティア460人が確保できたとの報告もあった。
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