2021年10月3日(日)付

禍の世に問うアートの力 11月21日まで 第2回北アルプス国際芸術祭開幕 

 大町市の第2回北アルプス国際芸術祭2020-2021(実行委員会主催、事務局=市まちづくり交流課)は2日、新型コロナウイルスの影響で当初予定していた昨年5月から、約1年4カ月遅れで開幕した。疲弊した地域経済の「活力再生」を目指し、コロナ禍の開催に踏み切った芸術祭。全国各地の緊急事態宣言等が解除され、人流の戻りが期待される中、感染防止対策に万全を期し、いかに大規模イベントを成功させるか、芸術が地域活性の足がかりとなるのか、禍(わざわい)の世に芸術文化は何を問うのか、全国から注目される。
現代アートで彩る51日間注目 開幕式に報道機関多数

 第2回北アルプス国際芸術祭の開幕式が2日、大町市のサン・アルプス大町で開かれた。参加アーティストや協賛企業の関係者らを前に、実行委員長の牛越徹市長が開幕を宣言した。大町の「水」「木」「土」「空」を表現した現代アートで彩られる51日間が始まった。
大町ゆかりの美術品一堂に 芸術祭連携 「ベストセレクション」始まる

 「美術展ベストセレクションin信濃大町」(大町市、市教育委員会、実行委員会主催、大糸タイムス社など後援)が2日から、市文化会館で始まった。同日開幕した北アルプス国際芸術祭のパートナーシップイベント。美術館のように仕上げられた館内に、地域ゆかりの作家作品や市所蔵作品など約60点を展示する。
地域の飲食店を支援 大町池田・松川 テイクアウト盛況

 大町市と池田町、松川村で2日、弁当やスイーツなどを販売するテイクアウトイベントが開かれた。住民らが各店「自慢の味」を買い求め、コロナ禍で疲弊する飲食店などを支援した。
小学生商店巡り「町中探検」 池田 チャレンジ塾地域と交流

 池田町の小学4年生以上を対象にした新池田学問所「ふるさとチャレンジ塾」(町公民館・町社会福祉協議会主催)が9月25日、町内で開かれた。「町中探検」をテーマに小学生16人が参加し、大学生の案内で町中ウオークラリーを楽しんだ。
ゼロカーボン達成へ提案白馬で再生可能エネ協議会

 第3回白馬村再生可能エネルギーに関する基本方針等連絡協議会が9月28日、村役場で開かれた。委員ら約10人が出席し、ゼロカーボンの目標数値を基に、行うべき対策を協議した。
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