2021年10月22日(金)付

大町にトレラン拠点計画 上田瑠偉さん父親ら有志が団体 「ランテラス」来春にはコース

 大町市平二ツ屋にある里山の麓で、トレイルランニングを軸に滞在型の自然遊びが楽しめる施設「ランテラス」の計画が進んでいる。中心となるのは、大町市出身の山岳ランナー・上田瑠偉さん(28)の父・智夫さん(55)。「日本一のトレランステーションをつくりたい」という親子の志しに有志が集まり団体を設立。来年春からトレランコースの本格利用を予定している。
 拠点となるのは、大澤寺の麓にある旧愛知学院大町セミナー跡地。同寺の協力を得て準備を進めてきた。里山に直結する他、北アルプスの登山口や白馬など、近隣のフィールドへのアクセスも良いことから、キャンプ場として利用し、滞在しながら各アウトドアを楽しむ環境を提案する。トレラン大会やイベントなども開催していく予定だ。
不妊化で野良猫増防ぐ 白馬「みなみ家」に移動手術車

 白馬村北城の猫カフェ併設温泉旅館「別邸ねこ処みなみ家」で、動物移動手術車で県内などを巡回する「しんけん動物病院」による、地域の野良猫や保護猫などを増やさないための不妊化手術の取り組みが進められている。大北地域でも、多頭飼いや野良猫が多くいる地域などがあるといい、みなみ家おかみの丸山静香さんは「殺処分などされてしまうかわいそうな命を減らしたい。取り組みを知ってほしい」と話している。
 同病院は、体重1`程度の子猫から、短時間手術で猫への負担も少なく、費用も安価で行うことができる幼齢不妊化手術が可能。
やしょうま作り伝統学ぶ 小谷 農村女性セミナーに20人

 県北アルプス農業農村支援センターは21日、北アルプス地域農村女性セミナーを小谷村役場で開いた。県北部を中心に、釈迦の命日にお供えする風習が残る郷土料理「やしょうま」作りを体験。参加者同士の交流を深めながら、地域の伝統文化に親しんだ。
 大北地域各地から約20人が参加し、農村生活マイスター協会北安曇支部役員から指導を受けて、季節に合ったブドウ柄のやしょうま作りに挑戦した。
教育長人事 功績評価を 池田の保護者有志 竹内氏続投へ要望書

 12月末で任期満了となる池田町の教育長人事について、町内の保護者ら有志は10月21日、竹内延彦教育長の続投を求める要望書と、次期教育長人事に関する公開質問状を甕聖章町長と町議会に提出した。第2次教育大綱の実践と定着には竹内教育長の続投が不可欠で、「実践中であり退任であれば中途半端」であるとし、改選する場合は理由を明確にするよう求めた。
 要望書では「竹内氏の続投に難あり」とした場合、責務における改善点と改善策を具体的に明示するよう求めた。また、改選する場合には後任者が竹内教育長より優れている点を具体的・定量的に示すようただした。
園児笑顔 ハロウィン遊び 松川南保 保護者が手作り企画

 松川村の認定こども園松川南保育園で18日、保護者会主催のイベント「わくわくハロウィン」が開かれた。子どもたちが喜ぶ手作りの企画を用意し、ハロウィン一色の心弾む時間を提供した。
 遊戯室に、お化け退治(たたき)や輪投げ、的当てなどの5つのブースを用意。手作りのマントやお面などを身に着けた園児たちがブースを回った。お化けやジャック・オ・ランタンなどをモチーフにしたゲームを夢中で楽しんだ。スタンプを集めて景品をもらい、会場には笑顔があふれた。
無言で現金要求 強盗に対応 大町署 白馬のJA神城支所で訓練

 大町署は20日、白馬村のJA大北神城支所で職員向けの強盗対応訓練を行った。声を出さずにメモで現金を要求するなど最近増えているという手口の強盗を想定。いざというときに的確に対応できるよう学んだ。
 同署生活安全課の山岸美和課長は「最近は、犯人が声を出さず、強盗が起きていることに周りが気付かないこともある。実際に発生しないことが一番だが、万が一の際には訓練時同様に対応してもらえれば」と話した。
 
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