2021年11月2日(火)付

世界選手権で総合V 大町出身プロ山岳ランナー・上田瑠偉選手 アジア勢初次回へ抱負

 大町市出身のプロ山岳ランナー・上田瑠偉るい選手(28)=マウンテン・フロンティア所属=が1日、市役所に牛越徹市長を表敬訪問し、スペイン・カタルーニャ地方で7月に行われた、スカイランニング世界選手権でのアジア勢初となる総合優勝を報告した。「標高が高い大町で生まれ育ったおかげ。改めて地元のすばらしさ、環境の良さを実感している」と話した。
 上田選手は日本代表選手として2種目に出場し、距離3・3`標高差1000bを駆け上がる「バーティカル」で1位、42`累積標高差280bの「スカイ」で3位に入賞。
災害対策学び被災地見学 神城地震から間もなく7年 白馬でセミナー3日

 2014年の神城断層地震から7年が近づく中、白馬村のスノーピーク白馬で3日午後1時から、信州大学などによるアウトドアを交えた防災セミナー「白馬で知る・学ぶ『いま』の防災減災」第2弾が開かれる。災害対策を学ぶセミナーと自転車で被災地を見るフィールドワークツアーを組み合わせ、自分ごととして災害を捉える機会とする。
 昨年に続いて2度目の開催。セミナーは参加申し込み不要、当日参加可。
子どもたち 筆に心を集中 白馬村公民館が席書大会

 白馬村公民館は10月30日、第37回白馬村席書大会(大糸タイムス社など後援)を村多目的ホールで開いた。村内の小学2年生から中学3年生まで28人が参加。子どもたちは緊張感で張り詰めた空気の中で、筆に心を集中させ心のこもった字を書いた。
 五輪イヤーに合わせ、学年ごとに「えがお」「金メダル」「感動の涙」「未来への遺産」などの課題が出題された。子どもたちは筆を手に取り一心に集中。練習を重ねた筆運びで半紙に字を記した。最後に完成した作品を見守った保護者らに披露し、拍手を受けた。
池田町が食育条例施行 推進には住民への浸透課題

 日本型食生活や地産地消による健康づくりなどを推進する池田町の「あづみ野池田いきいき食育条例」が1日、施行された。町や町民、議会、教育・農業等関係者、保護者らが努める役割や施策の指針など定める。一方、条例により食生活が縛られてしまうと不安視する声や、既存の食育推進計画と混同する声も。条例を生かした町全体を巻き込む食育推進には、町民に趣旨や目的をいかに浸透させるかが課題となる。
土と戯れ収穫楽しむ 松川 保育園児がサツマイモ掘り

 松川村営農支援センターが管理する畑に10月27日、村内のシュタイナー療育センター・企業主導型保育園「星の光」の園児らがサツマイモ掘りに訪れた。土と戯れながら、紅はるかと安納イモを次々と掘り出し、収穫の楽しみを味わった。
 土いじりが大好きという園児ら12人が訪れた。畑を運営する地域おこし協力隊や住民有志の力を借りながら作業をした。素手で土をかき分けながら、ツルを力いっぱい引っ張り、巨大なサツマイモを次々と掘り上げた。
交通死亡事故受け現地診断 松川 住民の安全意識向上 課題

 松川村は1日、同村細野の国道147号で先月15日に発生した交通死亡事故を受け、現地診断と検討会を実施した。村や県、大町署、交通安全協会、地元住民など約20人で行い、安全対策に意見を出し合った。
 事故は先月15日午後4時20分ごろに発生。国道を南から北に進行していた普通乗用車と、進行方向右側から斜めに横断してきた自転車が衝突し、自転車に乗っていた村内在住の80代男性が死亡した。
 村役場で行われた検討会では、道路環境は整備されており、車が注意しても歩く側が注意しないと事故は起きるとして「地域住民の安全意識の向上を図る必要がある」などとの意見があり、啓発活動の強化や交通安全教室の実施など、道路利用者の意識付けが重要とする見解が多かった。
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