2021年11月23日(火)付

「種の旅」土に返し「循環」 国際芸術祭・蠣崎誓さん 作品使用の種 配布へ

 大町市内を現代アートで飾る北アルプス国際芸術祭2020―2021(21日閉幕)に参加したアーティスト蠣崎誓さん=東京都杉並区=は、制作で使った種などの配布を計画する。蠣崎さんの作品は、現地で調達した種や木の実などを使い大町を表現した植物のじゅうたん「種の旅」で、自然素材のみの使用にこだわった。終了後は、材料を土に返す「循環」をテーマにする。希望者に持ち帰ってもらい、芽吹かせるなど循環の実現に協力を呼び掛けている。
手作り作業で暖かい教室 白馬南小 PTAと児童が断熱改修

 白馬村の白馬南小学校6年生の児童19人は22日、教室の断熱改修作業を行った。手作りで作業を体験し、ゼロカーボンの実現につながる高断熱の温かい教室へ第一歩を踏み出した。
 作業は8b四方ほどの教室のうち、窓のある南側1面を断熱機能に施工した。児童たちは、窓枠に、ポリカーボネート製の窓材をビスで取り付け、大きな二重窓が完成。一方で壁の中には断熱材を設置。枠の形に合わせて切り出し、はめ込んでいった。
コロナ抜け冬季へ決意 小谷 ジュニアスキーが結団式

 小谷村の小谷ジュニアスキークラブは16日、結団式を村役場多目的ホールで開いた。コロナ禍を抜け大会ができるシーズンに備え、小中学生のクラブ員が保護者や支援者の前で決意を示した。
 中学生15人、小学生19人のクラブ員34人が参加。おそろいのジャージを手渡され、気合を込めて集合写真に収まった。
 本部長の関芳明教育長は「大勢の方が応援してくれてスキーができている。感謝の心を持って、期待に応えるために真剣にスキーに打ち込んで」と呼び掛けた。
盛況 物産販売や抽選会 池田 久しぶり 町に活気「大感謝祭」

 池田町商工会と池田にぎわい創造社は20日、交流センターかえで一帯を会場に、物産販売や抽選会を行う「まちなか大感謝祭」を開催した。開始直後から地域住民らで大にぎわいとなり、正午までにほとんどの商品が売り切れるほどの盛況ぶり。主催者は「予想以上。久しぶりに町が活気にあふれた」と驚きを見せていた。
 宮城県石巻直送のサンマと殻付き生ガキや、新鮮野菜、おやきなどが並び、販売開始から大勢が訪れた。
試行錯誤 飯ごう炊さん 松川小5年生 仲間と協力 収穫祭

 松川村の松川小学校5年生76人は12日、自分たちが育てたお米を使って、飯ごう炊さんと収穫祭を校庭で行った。試行錯誤をしながら仲間と協力し合い、野外活動を満喫した。
 米作りは総合的な学習の一環で、村営農支援センターの協力を得て、田植えから脱穀までを体験した。収穫したコシヒカリをかまどで炊き、カレーを作った。ご飯とカレーの下ごしらえ、かまど作りを係ごとに行った。事前にタブレットで作り方を調べたり、試作するなどして、準備を進めてきた。
年末へ食品集め困窮者支援 県北ア振興局 大町合庁で「フードドライブ」

 大町市の県大町合同庁舎で12月3日正午から午後1時まで、支援が必要な人のため、家庭や企業から消費しきれない食品を募る「年末フードドライブ」が行われる。集まった食品を後日、大北管内の子ども支援団体や生活困窮者などに提供する。
 募集するのは缶詰やレトルト食品、お米、調味料など常温保存が可能な、未開封で賞味期限まで1カ月以上あるもの。クリスマスを控え菓子や材料の需要も見込まれる。
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