2021年12月14日付

2021年12月14日(火)付

ばち納め感謝と希望届ける　松川響岳太鼓大町で演奏会

　松川村の信濃国松川響岳太鼓は12日、ばち納め演奏会「心の響2021」を大町市文化会館で開いた。新型コロナウイルスの影響で演奏機会が限られる中、演奏会では会員から来場者へ「感謝」と「希望」を届けたいと掲げた。心からの感謝と、太鼓が持つ希望の力をばちに込めて振るい、客席へ届けた。
　勇壮な太鼓の音に、会場からは割れんばかりの拍手が送られた。観客は「迫力があった」「とても良かった」と口をそろえ、会員からの「感謝と希望」を受け止めた。

地域のよりどころ完成　白馬塩島基幹センター建て替え

　白馬村北城塩島の塩島基幹センターの新築建て替え工事が完成し、12日にしゅん工式が行われた。地元住民や来賓ら約20人が神事で地域の新たなよりどころの完成を喜んだ。
　建物は木造平屋建てで約130平方㍍。床はバリアフリーのフラットな造りで、大広間やトイレ、調理室などを備える。断熱構造に優れ、暖房はエアコン2基で賄う。旧建物のうち約20畳の離れは残し、倉庫などに使っている。
　地元ではコロナ禍で行事は減っているが、今後は総会や高齢者の運動、三世代交流などに活用される予定。

「塩の道」を元気にマラソン　小谷ランランクラブが大会

　小谷村総合型地域スポーツクラブの「ランランクラブ」はこのほど、小谷小学校周辺の塩の道コースで「塩の道マラソン大会」を開いた。クラブに所属する小学生が多数参加して、日頃の練習の成果を試した。
　子どもたちは日ごろ練習に励んでいる成果を存分に発揮して、アップダウンの多い起伏に富んだコースを、元気に力走。自分がゴールしても最後の一人がゴールするまで励まし続け、友情の絆も深めた。

特設コースに快音響く　池田マレット打ち納めに136人

　池田町マレットゴルフ連盟（中島睦会長）は7日、今年の打ち納め大会をアルプス広場特設コースで開催した。あいにくの雨となったが、県内の愛好家ら136人が参加し、悪天候を吹き飛ばすような快音を響かせた。恒例の餅つきもあり、今年最後の大会を大いに楽しんでいた。
　中島会長は「今年最後の大会。また来年は多くの人が参加できる大会をやっていきたい」と話した。

ツリー飾るサシェ「どうぞ」　大町「コットンの会」クリスマスの贈り物

　大町市社会福祉協議会に、綿づくりを通じて地域づくりに取り組む「コットンの会」による、クリスマスツリーがお目見えした。ツリーの雪は会員が育てた本物の綿、オーナメントは八坂地区野平の住民が育てたラベンダーを入れた会員手作りのサシェで飾り付けられ、優しい香りが漂う華やかなツリーが目をひいている。
　サシェは訪れた人が好きなものを外して自由に持ち帰ることができる。会員らは「コロナ禍の癒やしに、コットンの会からのクリスマスプレゼントを」と呼び掛けている。

モグラたたき風運転適性検査　大町署西友松川店で高齢者向け啓発

　大町署は13日、松川村の西友松川店で、高齢者向けの安全運転啓発活動を行った。反射材やチラシを配布した他、モグラたたきの感覚で運動能力や認知機能をチェックする運転・歩行能力判断システム「点灯くん」を用いた運転適性検査を実施。高齢者を中心に12人が検査を受けた。
　運転適性検査では点灯するランプを押し、発見や動作の速さ、判断の正確さ、タイミングなど数値で評価。検査を受けた90代の男性は「思っていた通りには行かず判断が遅れた。より気を付けた運転で事故の無いようにしたい」と受け止めた。

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