2021年12月15日(水)付

生徒選定「この本を図書館に」 大町 仁中で利活用テーマの授業

 大町市仁科台中学校の2年生62人が、生徒のプレゼンテーションによる「図書館に入れるべき本」を選んだ。中信図書館大会の「図書館の利活用のあっせん」をテーマにした研究授業の一環で、選定された本は同校図書館に蔵書入りした。国語科の藤林祐介教諭は「この本をみんなに伝えたい、という生徒の思いと主体的に学ぶ姿勢が素晴らしかった。多くの生徒にぜひ手に取って読んでみてほしい」と話している。
 生徒たちは「本を選ぶのはなかなか難しかったが、普段手に取らないジャンルの本にも興味関心が沸いた」「どうやったら読みたいと思ってくれるか、プレゼンを工夫するのも楽しくできた」などと話していた。
親子笑顔 パネルシアター 白馬の有志サークル 恒例Xマスイベント盛況

 白馬村公民館と村内の有志によるパネルシアターサークル「こーみんまま・ぱぱ」(長田智司代表)は12日、クリスマスパネルシアターをウイング21ホールで開いた。
 楽しいステージは手遊びや歌で幕を開けた。ホワイトパネルシアターでは、森の動物たちに帽子を配る帽子屋さんのお話を上演。楽しい会話に、親子が集まった会場は温かい雰囲気に包まれた。
 後半は真っ暗にしたステージで蛍光で光る紙人形を繰るブラックパネルシアターで、「大きな古時計」やクリスマスに合わせて一年中の季節行事が集まる「クリスマスオールスター」を演じ、子どもたちの関心を引いた。
表情豊か 数百の食器や花器 池田 陶芸家・太田さん窯出し作業

 池田町渋田見の「小丸窯」で7日から8日にかけて、49回目の窯出しが行われた。陶芸家の太田孝介さんが、この一年間でコツコツと作りためた数百個の作品が、豊かな表情を見せた。
 四賀の土をベースに、釉薬を使わない焼き締めの手法で、アカマツの灰が高温で溶けた後の「景色」が生み出す深みのある作品づくりを続けている。
戦争の記憶 遺品で伝える 太平洋戦争開戦80年節目 大町岳陽高で特別企画

 1941年12月8日は日本がハワイの真珠湾を攻撃し、太平洋戦争が開戦となった日。今年は戦争勃発から80年の節目を迎えた。大町市の大町岳陽高校では、戦争を知らない世代の生徒の記憶にとどめてほしいという思いを込め、7日から10日まで図書館で特別企画「戦争と平和展」を開き、同校の小山寛教諭と大西浩教諭の家族の戦争遺品を展示した。
 8日は教諭らが実際に親から聞いた戦争体験について聞く授業が行われ、二度と戦争の惨禍を繰り返さない決意を新たにした。
官民連携の被災者支援学ぶ 県地域振興局 大町で行政職員セミナー

 県北アルプス地域振興局は14日、管内の防災関係者を対象とした「危機管理セミナー」を大町市のサン・アルプス大町で開いた。市町村や社会福祉協議会、消防、警察などから約50人が参加し、民間団体と連携した被災者支援を学んだ。
 振興局の滝沢弘局長は「セミナーを通じて防災に関する知見を深め、地域の公助を支える行政職員として危機管理の対応力を高めてほしい」と話した。
人工降雪機で18日オープン 小谷 白馬乗鞍スキー場 安全祈願

 小谷村の白馬乗鞍温泉スキー場は12日、安全祈願祭を若栗ゲレンデ・スノードロップで開いた。観光協会員や索道関係者ら20人余が神事で玉串をささげ、シーズン中の安全と多くの来客を祈願した。今年は人工降雪機を導入。18日のオープンに向け、滑走可能なコースを用意する。
 人工降雪機は8台を若栗ゲレンデのアルプス第1リフト沿いに設置。開業に向け、14日から稼働を開始した。感染対策を行いながらリフトやホテル、レストランを営業する。
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