2021年12月30日(木)付

100年カラマツ みんなで伐採 大町の荒山林業 海ノ口で記念イベント

 大町市の荒山林業は29日、樹齢100年のカラマツを伐採する記念イベントを平海ノ口の林業地で開いた。市内や近隣から林業関係者や家族連れ、木工作家など約40人が参加。混交林で1世紀もの間大きく育ったカラマツを、力を合わせておので伐採し、林業の営みに触れた。
 伐採する木は高さ約35b級、太さ直径43aで、国道から林道を約1`登った先の林の中にあった。幹が倒れる側の受け口と、最後に切るつる≠フ左右の追い口に、参加者が代わる代わるおのを打ち込み、切れ込みを入れていった。
年末の風物詩ブリ≠ィ目見え 大町 氷見で水揚げ 一木宮坂商店に

 年の瀬を迎えた29日、大町市九日町の一木宮坂商店で、富山県氷見漁港で水揚げされた「ブリ」の販売が始まった。「出世魚」として知られる縁起物で、おせち料理で用いられる。同店年末の風物詩でもあり、店主の宮坂陽一さん(73)は「今年は漁獲量が少ないというが、何とか入荷が間に合った。ブリを食べ、1年を良い年にしてほしい」と話している。
園児ボルダリング♀yしむ 大町幼稚園に遊具お目見え

 大町市の認定こども園・大町幼稚園(早川民次園長・園児53人)に、ボルダリング遊具施設が設置された。縦2b×横3bの壁に120個のホールドが配置され、未満児クラスからの全園児たちがにぎやかに楽しんでいる。
 今年10月に、市内の県山岳総合センターにホールドの取り付けなどを依頼して完成した。午前中の自由遊びの時間などを利用して、子どもたちの人気の遊び場になっている。
忙しい年末 マルシェで休息 大町市森の休息 カフェキッチンカーで盛況

 大町市下仲町のホッと一息…森の休息カフェキッチンカーで24日と25日、「ハッピーホリデーマルシェ」が開かれた。ホリデーシーズンが幕を開け、忙しい年末のひと時を、つかの間ゆったりと過ごす人らでにぎわった。
 「食・楽・学・癒・健やか」をコンセプトに特別な時間≠過ごしてもらおうという初企画で、ワンコインなどの格安体験やワークショップがそろい、盛況だった。
年末年始 観光客にぎわう 連休スタート 感染対策万全に

 年末年始の連休が本格的にスタートした29日、大北地域はスキー場を中心に大勢の観光客でにぎわった。新型コロナウイルス感染状況が落ち着いていることもあり、今後も多くの人出が予想されるが、宿泊施設や観光施設などでは感染対策を徹底するなど依然予断を許さない状況。来場者も、マスクの着用など対策をした上で冬の大北を楽しんでいる。
 青空が広がったこともあり、白馬村の白馬八方尾根スキー場では午前8時の営業開始を前に200人以上が列をつくり、ゲレンデの開場を待ちわびた。
冬山遭難防止へ啓発 大町署 大町駅前と白馬八方で

 年末年始にかけて北アルプスを訪れる登山者やバックカントリー(BC)スキーヤー・スノーボーダーに対し、大町署は29日から、広報啓発活動を実施している。1月3日まで、大町市のJR信濃大町駅前と白馬村の白馬八方尾根スキー場ゴンドラリフト乗り場前で、入山者に登山計画書の有無や装備などを確認、指導し、山岳遭難の未然防止を図る。
 初日の29日は天候に恵まれ、ゴンドラ乗り場前には登山者やBCスキーヤー、スノーシューを背負った入山者らが営業開始前から列をつくった。白馬村交番の署員2人で声を掛け、目的や行き先、天候など確認し、安全な入山を呼び掛けた。
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