2022年1月12日(水)付

抗原検査キット無料配布 大町市 有症状の市内在住者に

 新型コロナウイルスの急激な感染拡大を受け大町市は、発熱などの症状がある市内在住者を対象に、抗原検査キットを無料で配布する。12日から電話とオンラインで申請を受け付け、順次発送する予定。感染者の早期発見と感染の拡大防止につなげる考えだ。
 検査は鼻腔内をぬぐった綿棒を試薬に浸し、液体を検査キットにたらすことで色が変化。30分ほどで判定結果が分かる。市中央保険センターの電話窓口か市のホームページで受け付け、先着で600人分を希望者に郵送で配布する。
PCR無料検査で拡大防止 13・14日 県が白馬・飲食店勤務者に

 県感染症対策課は13日と14日、県独自の新型コロナウイルス感染警戒レベルが「5」に引き上げられ警戒警報Uを発出している白馬村で、村内飲食店勤務者を対象とした無料のPCR検査を行う。無症状者を対象に広く検査し、早期発見につなぐ。
 対象は全村の飲食店等に勤務する希望者で、発熱や咳などがない無症状の人。有症状の人は医療機関へかかるように呼び掛けている。場所はウイング21、検体採取時間は午後1〜4時で、唾液を用いて検査する。予約制で、定員は1日当たり300人。検査結果は陽性の場合のみ、3日以内に保健所から電話で連絡する。
コロナ対策、灯油費など補正 白馬村議会1月臨時会

 白馬村議会は11日、1月臨時会を開き、村側が提出したコロナ対策の国給付金や村独自の全世帯への灯油費給付などを含む本年度一般会計補正予算案を可決した。
 下川正剛村長はあいさつで、村内での感染拡大に触れ「さらに爆発的な感染拡大が懸念される。ワクチンを過信することなく、マスクや手指消毒、換気など感染対策の徹底を。3回目のワクチン接種も開始する。接種券が届いたら、自身と家族、医療負担軽減のため、積極的な接種にご協力を」と呼び掛けた。
家族で「三九郎」親しむ 松川村 ちひろ公園で伝統行事

 松川村の安曇野ちひろ公園は10日、小正月の伝統行事「三九郎」を開いた。園の運営に携わるサポート隊を含め、家族連れなど約130人が参加。昔の習わしに従って伝統行事に親しみ、無病息災や五穀豊穣を願った。
 ヒノキやカヤを使って昔ながらのやり方で組まれた5b強のやぐらには、三九郎が中止となった地区から集まった正月飾りやだるまが飾られた。今年の年男と年女が、園内の道祖神の前で着火した火種を使ってやぐらに点火。煙と火柱が勢いよく舞い上がり、瞬く間に燃え尽きた。
公共施設 予約停止や制限 大北地域コロナ感染受け

  池田・松川で対策会議 池田町は11日、新型コロナウイルス感染症対策会議を開き、公共施設の運営方針などについて検討した。同町と松川村では1月に入り新規感染者は確認されていないものの、県独自の感染警戒レベルが両町村で「4」、大町市、白馬村、小谷村で「5」に引き上げられたことを受けて、危機感を募らせている。松川村も7日に対策会議を開いた。
 池田町は公共施設の貸館について新規予約を停止した。現段階で施設の利用中止はせず、レベル5の発出、または直近1週間で町内で5人以上の感染が確認された場合に施設利用を中止する。
 松川村は松香荘プールの一般利用と部屋の貸し出しを当面の間休止。公共施設は利用時間の制限や、利用者の名簿を作成するなどしている。
新年によりよい創作願う 大町 陶芸の家で初窯出し

 大町市東町の陶芸の家(白木靖文会長)は8日、恒例の初窯出しを行った。縁起のいい末広がりの「八」の日に合わせ、年を越して焼き上がった作品を披露。新たな年のよりよい創作を願った。
 60〜90代の会員28人やシニア大学、ハーモニールームの利用者らが年末に制作し、窯にくべた大小の作品約300点が窯から出され、テーブルにずらりと並べられた。
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