2022年2月12日(土)付

近藤選手 目標の大舞台へ 北京五輪 スロープスタイル女子あす予選 白馬から期待寄せる

 北京五輪のフリースタイルスキー・スロープスタイル女子予選(13日)に、白馬村から近藤心音選手(18)が出場する。右ひざ靭じん帯たいのけがでビッグエアを欠場し、本命のスロープスタイルに備えてきた。これまでの努力を見守ってきた地元白馬の人たちは、目標だった大舞台での活躍に期待を寄せている。
 高校2年の夏休みまで、1年4カ月間通った白馬高校時代。入学時から「オリンピックに出場したい」と公言していた。2018年に普通科に入学。担任だった日下美保教諭は「とにかく大きな目標を目指してやっていた。明るく、いろんなことを真面目にやる。何でも全力でやる生徒だった」と思い返す。
 スロープスタイル女子予選は13日午前11時、決勝は14日午前10時半から。村ではZoomとユーチューブLIVEでオンラインパブリックビューイングを実施する。
にぎやか 大町あめ市 コロナ禍で規模縮小 謝恩キャンペーン13日まで

 大町あめ市が11日、大町市の中心市街地で開かれた。本通り沿いの菓子店が、愛らしい福飴や、彩り、形さまざまな飴、限定菓子などを店頭で販売。うまい物の屋台や縁起物の露店も並び、多くの人が繰り出した。
 例年は各商店街によるイベントなどが盛大に行われるが、コロナ禍により規模を縮小。市商店街連合会は、参加店で買い物をして応募する「大町あめ市謝恩キャンペーン第2弾」を13日まで実施している。
村の魅力 中学生が発信 松川中2年 調査しリーフレット作成

 松川村の松川中学校2年生90人は、総合的な学習の時間に「ふるさと・松川村をより魅力ある村にしようプロジェクト!!」を実施した。学習の成果として、中学生から見た松川の魅力をリーフレットにして発信している。
 住みやすさ、食べ物、自然、観光の4つのテーマで、24のグループごとに学習した。村の魅力を書き出すところからスタートし、さまざまな視点でアプローチ。現場に出向いて取材を重ねた。デザインソフトを使って、写真や地図、手書きの文字や絵などを盛り込み、発想豊かに作成した。
 リーフレットは、A4三つ折りカラー。村役場のロビーには、アンケート用紙と合わせて、生徒たちの力作を今月末まで展示している。
協働で築く安心のまちに 大町市 第4次福祉計画諮問

 大町市の牛越徹市長は10日、令和4〜8年度の福祉施策の指針となる第4次地域福祉計画案を市社会福祉審議会に諮問した。年齢や障害の有無を問わず誰もが安心して暮らせる地域づくりを目指し、市の将来像として「参加と支え合いで築く、みんなが元気で共に暮らす笑顔に満ちたまち」を掲げた。
天然雪でじっくり熟成 大町の白馬錦蔵元・薄井商店 北ア山懐に「雪中埋蔵」作業

 北アルプスの山懐、高瀬渓谷の雪原に日本酒を運び込み、積み上げ、重機を使って雪で覆ってゆく。大町市九日町の白馬錦蔵元・薄井商店(薄井朋介社長)は8日、日本酒「雪中埋蔵」の貯蔵作業を行った。穏やかな日差しの下、松浦宏行杜氏(48)ら同社従業員と、相模組のスタッフなど約30人によって作業は進められた。
 雪を利用した日本酒の熟成は、1995年に同社が県内で初めて行い今季で28回目。貯蔵した日本酒は大町産の酒造好適米・美山錦を寒造りした純米吟醸、1.8g瓶で約3000本分。
幻想白い葉≠フ大カエデ 池田町 大峰高原 降雪の早朝

 南岸低気圧の影響で大北地域は10日から11日にかけて大雪に見舞われた。池田町大峰高原では、紅葉の名勝「七色大カエデ」が雪に覆われ、白一色に染まった幻想的な光景が、訪れた人の目を楽しませていた。
 大カエデは例年秋、緑から赤へとグラデーションを描く紅葉が人気を集め、多くの観光客が訪れる町を代表する観光スポットだ。冬季のまるで白い葉が生い茂ったような姿は、日光によって雪がとけてしまうため、降雪直後の早朝などにしか見られないという。
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