2022年2月23日(水)付

「卒業証書」ヤギに別れ 大町の美麻小中学校4年生 1年半仲間≠フ世話終える

 大町市美麻小中学校(山岸澄雄校長)の4年生12人が18日、3年生だった一昨年7月から世話していたヤギたちに手作りの「卒業証書」を贈った。子どもたちは約1年半、夏冬の長期休みの間も朝晩欠かさず当番制で面倒をみてきた仲間≠スちとの別れを惜しんだ。 ヤギは、市役所の若手職員有志らでつくり耕作放棄地対策などを考える「ヤギと草むらの会」(金原徹会長)から借り受けて世話を続けてきた。
 18日は、午前中の休み時間に全校でお別れ会を開いた。4年生は午後の迎えの時間を前に、ヤギとの最後の散歩を楽しんだ。その後、1頭ずつに思い出のメッセージを添えた卒業証書を贈り、金原会長が受け取った。
小谷から世界ジュニア応援 ポーランドスキー選手権 鈴木・宮嶋選手の懸垂幕

 スペシャルジャンプ種目に小谷村在住の白馬高校3年生・鈴木寛太さん(18)、宮嶋林湖さん(18)=千国=が出場するノルディックスキージュニア世界選手権大会が近づき、村役場では懸垂幕を設置し、村を挙げて応援している。北京冬季五輪でウインタースポーツの機運が高まる中、活躍に期待が寄せられている。
 大会はポーランド・ザコパネで開かれる。ジャンプは3月3日に男子・女子の個人、5日に男子・女子の団体、6日に混合が予定されている。2人は昨年のインターハイや全日本ジュニアで活躍し、選考を経て選ばれた。
地域に貢献 介護用ベッド 大北法人会白馬支部 村社協に寄贈

 白馬村内の法人でつくる大北法人会白馬支部(宮尾英明支部長、会員数132社)は21日、社会貢献事業として介護用ベッド等一式を村社会福祉協議会に寄贈した。宮尾支部長が目録を村社協会長の横川秋一副村長に手渡した。
 電動でマット面が起き上がるなど利用者や介護者にもやさしい3モーター式のベッドとレール・介助バー・マットレスなど一式。送り先や品物は、村社協の希望を受けて決めた。
空き店舗 新たな集いの場に 池田「荷詩樹家」プレオープン

 池田町1丁目のまちなかで、空き店舗を活用したプロジェクト「荷詩樹家(にしきや)SPACEs」が進行している。流動的に集って出会う人たちが、ホッとできる場づくりを目指す。3月17日のオープンに先駆け、2月17日にプレオープンした。
 立ち上げメンバーである西窪彩恵さんの祖父が、「錦花園」の名で20年ほど前まで営んでいた園芸店の建物を活用する。実家のある池田に度々帰省していた西窪さんは、「この建物を使っていつか何かをやりたい」という思いを温めていた。
4年ぶり穴釣りは盛況 大町中綱湖 16日間で終了 1500人以上

 大町市平の中綱湖で4年ぶりに解禁されたワカサギの氷上穴釣りが20日、終了した。青木湖漁業協同組合によると、今月5日の解禁日から20日までの16日間で1500〜1600人ほどが訪れ、この時期にしか楽しめない中綱湖冬の風物詩を満喫。西山勘十郎組合長は「大勢の皆さんに楽しんでいただいた。氷の状態と安全を確認しながら来年以降もできれば」と展望した。
声掛けで特殊詐欺を防止 松本信金大町支店 大町署が署長感謝状

 大町署は22日、特殊詐欺被害を未然に防いだとして、大町市の松本信用金庫大町支店に署長感謝状を贈った。
 事案は昨年12月9日に発生。大町市内の60代女性が同支店のATMコーナーで、携帯電話のスピーカー音声で通話しながらATM操作の指示を受けるなどしていたため、不審に思った同支店主任の平林寿文さん(35)=松本市=が「お手伝いしますか」などと声がけした。
 平林さんは「業務としてしたこと。なにも被害がなかったことに一安心」と胸をなでおろした。
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