2022年4月2日(土)付

親しまれる新中学校に 大町市教委 校章デザイン募集

 大町市教育委員会は、第一中学校(一中)と仁科台中学校(仁中)の再編に伴い、令和5年4月に開校予定の新中学校「市立大町中学校」の校章デザインを募集している。「さまざまな場面で使用される校章。市民に親しまれ、新中学校にふさわしいシンボルとなるデザインを」と多くの応募を呼び掛けている。締め切りは今月末。
 市民の他、市出身者や両校卒業生などゆかりのある市外在住者も対象。寄せられたデザインは、学校再編準備委員会内の校名等検討委員会を中心に絞り込み、6月ごろの決定を予定している。採用者には2万円分の金券を進呈する。
伸ばした髪病気の人に 美容院でカット ドネーションに協力

 小谷村中土長崎の細野君(3)は、病気などでウイッグ(かつら)を必要とする人のために髪を無償で提供する「ヘアドネーション」の取り組みで、保育園入園を機に3年間伸ばし続けてきた髪を切った。母親の希美さん(38)は「髪を待っている人がたくさんいる。誰かの役に立てば」と思いを込める。
 蒼貴君は近隣でドネーションに登録している美容院で3月30日にカットした。長年伸ばした髪は長いところで35aに。丁寧に手入れを重ねてきた子どもならではのやわらかい髪が複数束採取された。髪は事業者を通じてウイッグになり、必要とする人のもとに届く。
 親子の取り組みをきっかけに、ドネーションへの関心を広めたいという。「子どもの患者は成長が早く、髪も多く必要となる。この気持ちが届いて、(関心を持った)次の人に受け継いでいかれれば」と話していた。
亡き妻の絵日記 絵本に 松川の馬場さん自費出版 ベラルーシの日常描く

 松川村板取の馬場通さん(78)は、昨年亡くなった妻・智得子さんが残した絵日記をもとにした絵本『ナターシャと直ちゃんの思い出』をこのほど自費出版した。40数年ほど前に家族と一緒に滞在したベラルーシでの、ほのぼのとした日常が描かれている。
 智得子さんの遺品から見つけた絵日記を知人に見せたところ、絵本の出版を勧められた。思い出を残しておこうと、知り合いの出版社に当たり、絵本化が実現した。当時3歳だった長男の直道君と、現地で親交のあった家族とのささやかな交流の物語。
明かりと音楽 癒やしの空間 松川 ちひろ公園キャンドルドリーム

 松川村の安曇野ちひろ公園で3月26日、キャンドルで園内をともす「キャンドルドリーム」(村主催)が開かれた。光や音楽で、心温まる癒やしの空間を提供した。「PEACE」の文字やハートマークなどを形作った約400個のろうそくがともされた。村の保育園児らが絵を描いた愛らしいキャンドルシェードも園内を彩った。
 松本ベルエコーズによるハンドベルのミニコンサートが行われた。楽器紹介をしながら、ジブリやピアノ曲などを演奏し、クリスタルな音色を響かせた。
木舟城の案内看板再設置 大町の研究会 冬消失の3基

 大町市の「木舟城研究会」(高橋博久会長)は3月27日、大町市社地区山中のかつての山城「木舟城(北城・南城)」の城跡周辺で、今冬に消失した案内看板を再設置する作業を実施した。
 再設置した案内看板は、消失が判明した山下地区の登城口から南城に向かう、入り口の案内看板など3基。消失後は応急処置的にラミネート仕様の簡易案内板を取り付けていた。
 会員は新しい案内看板を背負い、消失した箇所にあらためて再設置した。最も目につきやすい、登城口の案内看板は、土台の基礎をコンクリートで固めて強化。他の2カ所も簡単に外すことができないように取りつけた。
パンフ刷新 旬の魅力発信 大町市観光協会 グリーンシーズンへ定期発行

 大町市観光協会は、市内の観光情報を発信するパンフレット「信濃大町」をリニューアルした。これまでの不定期から春のグリーンシーズンに合わせた定期発行に切り替え、内容も一新、旬の情報を届ける。
 パンフレットはA4判フルカラーの28n。「遊ぶ」「見る」「温泉」「買う」など観光客のニーズに合わせたテーマを設け、観光施設や体験施設、飲食店、特産品を紹介している。新たに写真を多用した見やすいレイアウトに変え、各施設の連絡先や年間イベント情報を加えた。
トップページ 4月の一覧 ●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C) 2007-2022 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.