2022年4月6日(水)付

芸術祭アートで誘客拡大 大町温泉郷 「酒の博物館」作品再公開

 大町市大町温泉郷の旧「酒の博物館」で16日から、昨年開催された北アルプス国際芸術祭の展示作品が再び公開される。コロナ禍により宿泊客が減少する中、アートを生かして誘客の拡大につなげようと、大町温泉郷観光協会が運営を担う。
 立山黒部アルペンルートの営業期間や温泉郷恒例の冬のイベント「夢花火と音の祭典」に合わせ、4月16日〜11月、来年2月の土日曜日・祝日に開館。芸術家・松本秋則さんの影絵や竹を素材としたサウンドオブジェクト「アキノリウムinOMACHI」を公開する他、地酒や地元特産品なども販売する。
関西に大町の魅力発信拠点 ららぽーと甲子園「信州上高地あずさ珈琲」 市が初のアンテナショップ

 兵庫県西宮市のららぽーと甲子園に先月オープンした、カフェレストラン「信州上高地あずさ珈琲」(KRフードサービス・本社=大阪府)に、大町市の物産や情報発信の常設コーナーが開設された。同市では初の関西地域のアンテナショップ。FDA(フジドリームエアライン)松本―神戸線が1日2便就航するなど交通の利便性が高まる中、関西圏から観光誘客にもつなげる。
 コーナーには、米や水、リンゴジュース、菓子など大町の名産品がずらり。これからオープンする立山黒部アルペンルートや移住定住情報のパンフレットなどもそろえた。
森の恵みカエデの樹液理解 小谷村中谷 白馬高生が作業体験

 森林資源の活用を目指し小谷村中谷等で取り組まれている、メープルシロップの原料となるイタヤカエデの樹液を採取する活動で、令和3年度は白馬高校生との交流が行われた。森林保全や環境保護を学ぶ一環として、次の世代に新たな地域の産業となる可能性を秘める森林の恵みを伝えた。
 2月には、白馬高校の環境の授業を受講していた当時2年生の6人が中谷地区での樹液採取に参加。樹液は土中から成長する葉先まで栄養を届けるため、木の皮と幹材の隙間を流れている。今年の冬は寒すぎ、2月では樹液も凍り出てくる様子は無かったが、生徒たちは試飲で触れた樹液を目の前の木と結び付けていた。

遊具に歓声子どもたち 松川 中央公園の2カ所更新

 新年度に併せ、松川村の中央公園リンリンパークに新しい遊具がお目見えした。松川小学校南側と北保育園南側にある2カ所の遊具が新しくなり、春休み中の子どもたちが早速はしゃぎ声を上げて楽しんでいる。
 老朽化に伴い遊具を更新した。小学校南側に複合遊具(写真)、北保育園南側に前後にゆれるスイング遊具を3つ設置。三英日体(長野市)が事業を実施し、事業費は遊具2つ合わせて約640万円だった。複合遊具は6歳以上、スイング遊具は3歳以上が対象年齢となる。
押し絵の技法でひな飾り 池田 みのり塾で講座

 新池田学問所総合学習講座(池田町公民館・町社会福祉協議会共催)「いきいき元気!みのり塾」の特別講座「和紙でつくるたまごびな」が3月31日、町交流センターかえでで開かれた。大町市で押し絵教室の講師を務める山口多恵子さん=同町鵜山=の指導で、押し絵の技法を使った卵型のひな飾りを作った。
 スポンジを貼った型紙のパーツごとに、切ったちりめん和紙を包み込んでいった。色紙の上に、パーツを順番に重ねながら貼り付け、立体的に仕上げた。
コロナ後誘客へ多言語案内板 大町市 国宝・仁科神明宮に設置

 大町市は、「アフターコロナ」を見据え、外国人観光客の誘客拡大につなげようと、社地区の国宝・仁科神明宮に多言語案内板を設置した。文化財の歴史を詳しく紹介するホームページを整備し、QRコードを案内板に掲載、日本の伝統文化を発信している。
 案内板は中国語(簡体字、繁体字)、韓国語、英語、日本語の5言語に対応し、手水や拝殿前など4カ所に設置。参拝の作法をイラストで分かりやすく紹介する他、スマートフォンでQRコードを読み取れば、ホームページにアクセスできる。
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