2022年4月16日(土)付

「雪の大谷」18bに感嘆 アルペンルート開通

 北アルプスを貫き大町市と富山県を結ぶ山岳観光路「立山黒部アルペンルート」が15日、今シーズンの営業を開始した。最高地点・室堂(標高2450b)の周辺「雪の大谷」では、例年を上回る最高18bの雪の壁が出現。観光客が迫力の光景をバックに散策や記念撮影などを楽しんでいた。
 この日の室堂は朝から曇り空で、その後、霧が出て雨が降り出すあいにくの天候。午前7時の気温は1・4度だった。室堂ではオープニングセレモニーが行われ、長野・富山両県の関係者がくす玉を割って開通を祝った。
生徒数減少に危機感 白馬高 3年ぶりの懇話会再開

 白馬村・小谷村の行政や民間、学校、同窓会やPTA関係者などで構成する「白馬高校を育てる懇話会」(会長=下川正剛白馬村長)は15日、本年度の初会合を白馬村役場で開いた。生徒数の減少に歯止めがかからない状況を受け、3年ぶりの開催に。地域のそれぞれの立場で現状と存続への危機感を共有した。
 本年度入学生は、国際観光科の後期志願者数がゼロ、入学者数が44人。全校の生徒数が140人と減少した。
小中学生の安全見守る 小谷「ふれあい番所」始まる

 新学期がスタートし、登下校する小中学生の安全を見守る小谷村の「こどもふれあい番所」(千国富司代表)の活動が本年度も始まっている。初日となった7日朝は、番所のスタッフと村教育委員会、小中学校職員が国道148号沿い塩水バス停にある「番所」前に立ち「おはよう」「気を付けてね」と声を掛けながら登校する子どもたちを見送った。
 7日の活動に参加した関芳明教育長は「新学期で新入生は最初の間はなかなか慣れない。事故の無いように気を付けてほしい」と呼び掛けた。
詐欺被害防止 的確に対応 大町署 信金池田支店に感謝状

 大町署は14日、特殊詐欺(オレオレ詐欺)被害を未然に防止したとして、池田町の松本信用金庫池田支店(山田淳支店長)に署長感謝状を贈呈した。窓口のパート従業員・小林美雪さんが詐欺を疑い、的確に対応。小林さんは昨年も特殊詐欺被害を1件防いでおり「いつも通り対応しただけ。被害にあわなくて良かった」と謙虚に喜んだ。
 同署の丸山政文署長が山田支店長に感謝状を手渡した。山田支店長は「日頃から高額な現金を引き出す場合は理由を聞くようにしている。防げて良かった」と話した。
心身ともに健康目指す 池田 大かえで倶楽部始まる

 「いつでもどこでもだれでも」を合言葉にした池田町の総合型地域スポーツクラブ「大かえで倶楽部」が、本年度の活動を開始した。健康や体力づくり、アンチエイジングなどを目的に、幼児から高齢者まで参加可能な25の教室や講座を用意する。
 新設された「運動でセルフケア」の初回が12日、町総合体育館で開かれた。白馬村在住の健康運動実践指導者・前田千恵さんを講師に、ゆっくり丁寧に体を動かした。
北ア背に須沼の一本桜=@大町で見頃

 大町市常盤の桜の名所「須沼の一本桜」が見頃を迎えている。北アルプスを背景に満開の花を咲かせ、行楽客などの目を楽しませている。今年は例年並みの開花時期で、1週間ほど楽しめそうだ。
 13日は快晴に恵まれ、エドヒガンザクラの薄桃色の花びらが、北アルプスの残雪と鮮やかなコントラストを描き、アマチュアカメラマンの姿でにぎわっていた。
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