2022年4月19日(火)付

自転車で楽しむ北アの春 3年ぶり「桜のAACR」に600人

 自転車で春の北アルプス山麓を楽しむサイクリングイベント「アルプスあづみのセンチュリーライド(AACR)」の「桜のAACR」が17日に開催された。コロナ禍で3年ぶりに復活し、初心者からベテランまで全国各地から600人余りの愛好家が参加。松本・安曇野から大北地域までの160`と120`の往復コースを思い思いのペースで走り、満開の桜や残雪の雄大な北アルプスの山岳景観、地域の人とのふれあいを楽しんだ。
 桜のAACRは咲き誇る桜の中を走る景色が魅力。大町市内各所では、ちょうど見頃となった美しい桜が参加者を迎えた。
夜空に映える西小の桜 大町 「守る会」がライトアップ

 大町市の「大町西小桜の木を守る会」(伊藤彰一会長)は16日夜から、大町西小学校の桜並木でライトアップをスタートした。樹齢90年のソメイヨシノがある桜並木が明かりに照らされ、満開の花が春の夜空に浮かび上がると、訪れた人たちが「きれい」と声を上げる。昼間は児童が元気にくぐる桜並木が、艶やかな雰囲気に変わった。
 ライトアップは開花時期に合わせて、午後7時から9時ごろまで行う。
きょう告示 12人立候補へ 定数2超 8年ぶり選挙戦

 任期満了(5月4日)に伴う小谷村議会議員選挙(定数10、24日投開票)が19日、告示される。これまで出馬を表明した12氏が立候補する見通しで、定数を2上回り8年ぶりの選挙戦に突入する。
 これまでに現職3期1人、2期2人、1期3人、新人6人の計12人が立候補を表明。他に村選挙管理委員会から新たに書類を持ち帰った人はなく、新たな動きはない。
 大北地域で新型コロナ警戒レベルが5に高まる中だが、選挙の受け付け事務や投票は感染予防を徹底しながら予定通り実施する。
山桜の名所 春を散策 池田町 陸郷3年ぶりイベントに90人

 山桜の名所を巡り、里山の春を楽しみながら歩くイベント「陸郷山桜散策」が16日、池田町陸郷で開かれた。コロナ禍により開催は3年ぶりとなり、予定を上回る約90人が参加した。
 主催は北アルプス展望ウォーク実行委員会(事務局・町観光協会)で、町と町ガイドマスター会、夢農場、陸郷登波離橋愛護会が協力した。コロナ対策として密集を避け、スタート・ゴール地点の夢農場から参加者は分散して出発した。
「有機野菜」農作業楽しむ 松川営農支援プロジェクト 住民参加で認知度向上

 松川村営農支援センターは、有機野菜の栽培や販売を試みる村民参加型の「有機野菜プロジェクト」を実施している。本年度第1回の農作業を13日、すずの音ホール東側の畑で行った。
 プロジェクトは、非農家にも食や農に関心をもってもらい、有機農業という選択肢を提案することなどを目的に、3年前にスタート。
 初回の作業には、地域おこし協力隊や住民20人近くが参加し、ジャガイモを定植した。同センター企画推進員や有機農家のサ夢農場から里山の春を展望ポートを受けながら、和気あいあいと作業を楽しんだ。
天然雪で熟成 日本酒搬出 大町の薄井商店 人気の「雪中埋蔵」今年も

 大町の酒蔵が地元産の酒米・美山錦を寒仕込み、北アルプスの渓谷に運び、天然雪の中で熟成させ、春に掘り出して味わう。
 市内の酒蔵・薄井商店(薄井朋介社長)は14日、白馬錦「純米吟醸雪中埋蔵」の搬出作業を行った。積み上げた日本酒のケースを覆う大量の雪を、重機も使って取り除き、手際よくトラックに積み込んでゆく。作業は松浦宏行杜氏ら同社従業員と、相模組のスタッフら約25人で進められた。 
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