2022年4月28日(木)付

自然エネ循環社会けん引 北ア森林組合大町市平野口に 「木質バイオマスセンター」竣工

 北アルプス森林組合(割田俊明組合長)が新たな収入確保など経営再生の柱とする新事業の拠点「木質バイオマスセンター」が大町市平野口に完成し、27日に竣工式が開かれた。木質チップを生産し、再生可能エネルギーの活用や脱炭素化社会などSDGs(持続可能な開発目標)も踏まえ、循環型社会のまちづくりをけん引する。
 施設総事業費は約1億円で、国の補助金などを充てた。施設では木質チップを生産。市内サントリー工場に導入のバイオマスボイラーの燃料としても供給する。本格稼働は5月後半を見込み、チップボイラーの燃料としての販売や、今後は一般組合員からの伐採木購入も予定する。
貞逸祭5月28日開催 白馬で3年ぶり開山祭 記念トレッキングも復活

 白馬村観光局は、白馬連峰の夏山登山シーズンの開幕を告げる山開き・第56回「貞逸祭・白馬連峰開山祭」を5月28日、猿倉駐車場で開くことを決めた。記念トレッキングなどのツアーを合わせ、3年ぶりの実施となる。歴史ある行事で夏山シーズンの幕開けを祝い、安全を祈る。
 安全祈願祭は白馬岳登山口の猿倉駐車場(白馬岳登山口)で午前7半ごろから受け付け。オープニングでアルプホルンの演奏が行われる。8時20分ごろから安全祈願祭とトレッキングの出発式が行われる。振る舞いは行わない。
元気に手を挙げて横断 松川小 1・2年生に安全教室

 松川村の松川小学校は21日、1・2年生を対象にした交通安全教室を開いた。安全に登下校できるように、実地訓練を通して、交通ルールを確認した。
 池田松川交通安全協会と大町警察署松川村駐在所の指導・協力で、学校周辺のメイン道路を歩行した。
 信号機のある横断歩道とない横断歩道、踏切で、左右を確認し、車が一旦停止するのを確認してから手を挙げて渡ることなどを繰り返し訓練した。
高瀬中生 仏教を理解 池田 浄念寺前住職が講話

 池田町の高瀬中学校2年生は21日と22日、社会科の授業の一環で町内の浄念寺を訪れ、前住職の後藤志朗さん(81)から仏教の話を聞いた。後藤さんは、仏教の成り立ちや浄土宗を開いた法然上人の「人は他人の力で生きている」という教えを話し「何事にも感謝を忘れず『ありがとう』と思いながら生きてほしい」と伝えた。 
「ぐるりん号」で大町周遊 あすから運行 レトロバス登場日も

 大町市内の観光周遊バス「ぐるりん号」の運行が29日から始まる。大型連休中は5月8日まで運行。500円で乗り降り自由な1日券も販売し、JR信濃大町駅発着で市内観光施設などを巡ることができる。今年は初めて、大町の観光スポットに関するクイズラリーを企画し、車内やバス停に設置したクイズに答えると抽選で大町温泉郷ペア宿泊券などが当たる。塩の道ちょうじやや市立大町山岳博物館も停車場所に加わった。
 昨年導入されたレトロなボンネットバスが登場する日もある。
シバザクラ 残雪の北ア競演 大町 農具川河川公園で見頃

 大町市の春の花の名所として知られる「農具川河川公園」のシバザクラが見頃を迎えている。咲き誇る色とりどりの花が河川敷を鮮やかに彩り、訪れる人を楽しませている。
 今年も訪れた人が気持ちよく観賞できるように、会員の手で遊歩道は歩きやすく整えられている。晴れた日には河川敷に広がるカラフルな花のじゅうたんと、残雪の北アルプスの競演が楽しめる。
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