2022年5月18日(水)付

無投票多い大町市長選 過去11回で6回 今回も新人動き鈍く

 任期満了に伴う大町市長選挙(6月19日告示、26日投開票)は、昭和29年の市制施行後、18回目となる。過去17回のうち6回が無投票で、昭和53年以降は2回に1回以上が無投票となっている。今回の市長選は告示まで1カ月余に迫る中、現職4期の牛越徹氏(71)=無所属、常盤泉=の出馬にとどまっている。新人擁立の動きも具体化していない。
 無投票は過去11回に集中している。過去17回のうち選挙戦となったのは11回。一騎打ちが8回で、3人の争いが2回、4人が1回だった。昭和49年選挙は現職と新人の一騎打ちによる大激戦となり、現職の縣聡氏が1万567票、新人の内山慎三氏が1万422票で145票差だった。
花畑で球根掘り盛況 国営公園大町・松川 市内外から体験に来園

 国営アルプスあづみの公園大町・松川地区の「水仙の花畑(れき原の花畑)」で15日、「スイセンとムスカリの球根掘り取り体験」が行われた。開始前から200人ほどが来園するなど、昨年の300人余りを大きく上回る人気ぶり。市内外から訪れた大勢の参加者が、スコップやバケツを手にお目当ての球根掘りに汗を流した。
 参加者は、品種名や写真のある立札を見ながら、お目当ての群落の花の根元を丁寧に掘り起こしていた。
ふるさとの味 みそ伝承 小谷 農家の知恵体験 講習会

 小谷村は15日、みそ作り講習会を村内おたり複合拠点施設あたしんちで開いた。参加者約20人が農村生活に精通した地元のおかあさん≠講師に、村内産の大豆と米こうじを使った昔ながらの製法を学んだ。
 講習会は村が地域住民からの要望を受け、農村の伝統文化の継承などにつなげようと初めて開催した。
ソプラノの歌声 森に響く 片野坂栄子さん さくらの杜コンサート

 白馬村和田野の白馬リゾートホテルラ・ネージュ東館で13日、3年ぶりとなる「第15回さくらの杜チャリティーコンサートIN白馬」が開かれた。国内外で活躍するソプラノ歌手の片野坂栄子さんが歌った。
 会場はホテル内のレストランの中央にピアノを配し、窓の外にのぞく雨の降る森が雰囲気を高めていた。片野坂さんはモーツァルト「春への憧れ」やブラームス「恋人はバラ色の唇」、カッチーニやシューベルトの「アヴェ・マリア」などのクラシックの歌曲から、「浜千鳥」「荒城の月」など日本の歌まで幅広い演目を演奏。森の中のホテルに美声が響いた。
「安曇野」ナンバー導入へ 池田・松川安曇野・生坂 4市町村合意 令和7年予定

 自動車用ナンバープレートに独自の地域名を表示する「ご当地ナンバー」で、安曇野市、池田町、松川村、生坂村は17日、4市町村連携で「安曇野」ナンバーを導入することで合意した。市役所で4市町村長による懇談会があり、観光PRなどへの期待が大きいとして意見がまとまった。地域住民の意向が重要とし、今後協議会を立ち上げ、賛否を問うアンケートなどを実施する。令和7年から交付する予定。
 ご当地ナンバーは、地域・観光振興などを図るため、地域からの要望に応じて定められる。
地域の豊作 神事で願う 大町 仁科神社で御田植え祭

 大町市平森の仁科神社(羽田浩一宮司、松澤啓総代会長)は11日、御田植え祭を行った。同神社に奉納する米の苗を植え、地域の稲作など農作物が五穀豊穣に恵まれるよう祈った。
 神事には、氏子総代らが出席。神社近くにある氏子の水田の一部・一間四方(約1.8b四方)を、仁科神社でくんだ清水をささげて清め、羽田宮司や総代が稲を手植えした。実った米は秋に収穫し、11月に行われる神社の秋祭りに奉納する。
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