2022年6月22日(水)付

工夫楽しむ講座に期待 大町エネルギー博物館 少年少女発明クラブが開講

 大町市平の大町エネルギー博物館(上原達宏館長)で19日、「少年少女発明クラブ」(荒井今朝一会長)の開講式が開かれた。今年は近隣地域の小中学生16人が参加し、11月の修了式まで全18回の活動を予定する。。今年は、前館長の山下邦彦さん(76)のほか、市内の伊藤敏明さん、木工作を地元の大工・勝野英男さんが教える。
 開講式では、上原館長が活動についての説明と注意事項を伝えた後、受講生らが自己紹介した。山下さんは、橋のように架けられた紙の中心にたくさんの10円玉を置く方法を子どもたちに尋ね、工夫する楽しさを投げ掛けていた。終了後も子どもたちは、模型飛行機の周りに集まるなどして、これから始まる活動に期待して瞳を輝かせていた。
被災の状況語り継ぎ活用 白馬村公民館と信州大学 神城地震ガイド養成2年目

 2014年の神城断層地震の被災記録をまとめた「震災アーカイブ」に取り組む白馬村公民館と信州大学廣内研究室は本年度、村内で被災の状況を語り継ぎ活用する「災害アーカイブサポーターズ」養成講座の2年目を行っている。
 16日には、本年度2回目の講座に、12人ほどが参加。信州大学の廣内大助教授が座学で地震のメカニズムを教えた。現地でのフィールドワークでは、塩島や大出、堀之内や三日市場など地震の爪痕が残る見学地を巡り、それぞれの場所で何を伝えるべきかを考えた。
特定健診受診率 全国9位 池田町 過去最高69% メタボも増

 生活習慣病の早期発見や予防を目的とする特定健診(通称メタボ健診)で、令和2年度における池田町の受診率が過去最高の69%で全国926町村のうち9位となり、今月、厚生労働大臣から表彰を受けた。町健康福祉課は「生活習慣病を予防するという意識が高まっていると感じる」と受け止め、更なる受診率の向上や、生活習慣改善の取り組みを進めるとしている。
 受診率が右肩上がりな一方、結果ではメタボ該当者が増えており、28年度は14%だったが2年度は20・3%まで増加。町データヘルス計画では本年度の目標値を17・3%としており、町は改善を最重要課題のひとつに挙げる。
曳航中止 境内に舞台 池田八幡 例大祭 規模縮小で開催

 池田町の池田八幡神社で9月23日と24日に行われる例大祭の奉納行事は、新型コロナウイルスの影響により規模を縮小し、舞台・舟曳きは行わず、23日に8町の舞台を飾り付け神社境内に並べる。午前10時から午後9時までで、お囃子の演奏はせず録音した音源を流す予定。同日は出店なども並ぶ。
 奉納相撲と神事の実施方法は今のところ未定となっている。(写真は2019年の舞台)
唱歌「ふるさと」共に表現 大町の八坂中 八坂小訪れ「音楽集会」

 大町市の八坂中学校の生徒が15日、八坂小学校を訪れ、4年生以上の児童と初の「音楽集会」を行った。昔から歌い継がれている唱歌「ふるさと」について、作詞作曲者が思いを込めて歌ってほしいと思った表現方法や歌い方について意見を交わし合い、新たな発見を共有した。
 中学生は児童とグループをつくり、あらかじめ自分たちが考えてきた表現方法を児童に伝え、全員の意見を聞きながら目指す表現での歌い方を考え合った。
生徒へ「投票・政治に関心を」 大町市選管ら 選挙控え岳陽高で啓発

 大町市選挙管理委員会と市明るい選挙推進協議会は21日、市長選挙(26日投開票)と参院選(22日公示・7月10日投開票)に合わせた街頭啓発を大町岳陽高校で行った。若者の政治に対する関心や投票率の向上につなげようと、登校してきた生徒に啓発用のマスクや投票の手引きなどを配った。
 市や県の選管から参加した7人が法被に身を包み、新たに投票権を得た18歳の生徒らに、選挙の日程や制度、投票までの流れなどを解説するチラシを配布。「若い皆さんの声を未来に生かすあなたの一票を大切に」と呼び掛けた。
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