2022年7月11日(月)付

丸山氏最年少で初当選 白馬村長選 篠ア氏一歩及ばず

 任期満了に伴う白馬村長選挙は10日、投票日を迎えた。即日開票の結果、新人の丸山俊郎氏(47)=無所属、北城八方=が2751票を獲得し、新人の篠ア久美子氏(62)=無所属、神城三日市場=を329票差で破り、接戦を制し初当選した。歴代村長の中で最年少での初当選。投票率は76・02%と前回を8・45ポイント上回り、ここ12年の村長選で最高となった。
 現職の勇退による新人2氏の戦いという新たな構図で争われた選挙戦。丸山氏は若者有志の擁立を受けて出馬。コロナ禍で疲弊する観光産業の振興とそれを裏付ける行財政改革を第一に、農業・環境、福祉、教育など幅広い政策を示した。
幅広い世代盤挟み対局交流 大町 3年ぶり北ア囲碁将棋大会

 大町市の大町公民館は10日、北アルプス囲碁・将棋大会をサン・アルプス大町で開催した。新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの実施。市内を中心に子どもから高齢者まで約50人が参加し、日頃稽古を重ねて培ってきた実力を発揮。対局後には互いに感想を言ったり教え合うなどし、親睦を深めた。
 パチパチと駒を盤に指す音や、ジャラジャラと碁石を持つ音が会場に響き、対局中は互いに集中して盤面に向き合っていた。同じくらいの棋力で子ども同士、高齢者と子どもなどさまざまな世代が同時に対局した。
地域に感謝 景観美化に汗 県建設業協大北支部など 国道・県道で草刈りボランティア

 県建設業協会大北支部(郷津順一支部長)は6日、大北地域の国道148号や主要県道などで草刈りボランティアを実施した。支部に所属する建設業関係者と、県大町建設事務所から約100人が参加。協働による草刈り作業で地域の景観美化をはかった。
 参加者はグループに分かれ、大町市から小谷村までの国道148号や主要県道、農具川沿いに移動して終日にわたり作業した。いずれも交通量が多く、観光客が多く訪れる場所。道路も農具川も参加者の手で手際よく雑草が刈られ、すっきりと見通しの良い景観を取り戻した。
「布切り」で社会の役に 池田 四丁目「健寿会」が作業

 池田町池田四丁目の老人クラブ「健寿会」は6日、布切りの作業を四丁目ふれあいセンターで開いた。14人の会員が参加し、リサイクル用の布をはさみで切りそろえる作業に精を出した。
 コロナ禍で会の活動が停滞していた中、会員の提案で、身近で無理なくできる布切りの作業を呼び掛けた。久しぶりに顔を合わせた会員たちは、「元気で活動できるのはありがたい」といい、布にまつわる思い出話に花を咲かせたりしながら、手を動かし続けた。
犯罪防止更生保護に関心を 大北保護司会小谷支部 番組制作し理解啓発

 7月の「社会を明るくする運動」強調月間に合わせ、小谷村の大北地区保護司会小谷支部は、犯罪・非行の防止や更生保護について理解を深めてもらおうと、啓発番組を制作している。例年は白馬村の支部と大会を実施しているが、新型コロナウイルス感染対策として集会は開かず、昨年に続き番組で運動を推進。今月中旬以降に両村のケーブルテレビで放送する。
 6日に小谷村保健センターで番組の収録があり、小谷支部長の松澤芳夫さん(72)=北小谷島=が出演し、更生保護などについて紹介。番組を通じて「運動に関心を持ってもらい、一人一人が参加するきっかけになれば」と話した。
生徒「差別ない大町」決意 仁中で講演・意見発表 人権を考える市民の集い

 大町市と市教育委員会は5日、「人権を考える市民の集い」を仁科台中学校体育館で開いた。県同和教育推進協議会の事務局長を務める清水稔さんの講演と、同校3年の西條なずなさんの意見発表が行われた。人権問題を自分自身の問題としてとらえ、差別のない明るい大町を目指すことへ気持ちを新たにした。
 清水さんは人権問題に焦点を当てた学校教育の副読本「あけぼの」から、気づきのまち≠ニ題したまちなみの絵を示した。看板の注意書き、言葉遣いなど、一般的に間違った使い方ではないが、言葉に現れる人権感覚について説明。自分の思い込みや偏見に気づき、正しく理解する重要性について話した。
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