2022年7月28日(木)付

排熱利用で木質チップ乾燥 北ア森林組合 昭電と連携 実証試験

 大町市の北アルプス森林組合(割田俊明組合長)が生産する木質チップなどの乾燥に、昭和電工大町事業所(稲田達也所長)の黒鉛製造事業の排熱を利用する実証試験が進んでいる。化石燃料の代替エネルギーとして期待される木質バイオマス燃料に着目した同組合や昭和電工などによる共同の取り組みで、これまで廃棄されていたエネルギーを循環に組み込み、再生可能エネルギーの活用、脱炭素化社会の促進につなげる。
存続願う声 不便さの指摘も 大糸線現地調査 県が懇談会で住民と対話

 県企画振興部と県北アルプス地域振興局のJR大糸線の現地調査で26日と27日、小谷村内3会場で住民懇談会が開かれた。村役場には約40人、大網と姫川温泉ではそれぞれ約10人の村民が集まり、県関係者に、南小谷以北の存続や利活用へ切実な思いを伝えた。
白馬のお宝歴史講座開講 お宿倶楽部 魅力探り 宿泊業支援

 白馬村で小規模宿泊業者を支援する「白馬お宿倶楽部」(伊藤まゆみ代表)は25日、学習会「白馬のお宝歴史探訪」の初回を北城白馬町のITOビル地下で開いた。講師は村内在住で信濃史学会会員の木曽寿紀さん(29)=北城新田。遺跡や人物紹介から、個性ある人々が蓄積したさまざまな歴史をたどった。
行楽シーズン「安全に」 池田・松川安協や大町署など 人波作戦県道で呼び掛け

 「夏の交通安全やまびこ運動」期間中の27日、池田松川交通安全協会(降籏今朝登会長)は、池田町ハーブセンター前の県道大町明科線で人波作戦を実施した。夏の行楽シーズンを迎え観光客などで交通量が増加している中、交通安全標語が書かれたのぼり旗を掲げ、安全運転を呼び掛けた。運動は31日まで。
松川中生が職場体験 松川

 松川村の松川中学校2年生83人は25日と26日、村内と池田町、大町市の商業施設や保育施設、サービス、製造、行政、福祉など約30事業所で職場体験学習に取り組んだ。地域を支える仕事に触れ、体験を通じてやりがいや働くことの大変さを実感した。
電子書籍で読書機会拡大 8月5日から 「デジとしょ信州」開始

 県内77市町村と県による協働電子図書館「デジとしょ信州」の運用が、8月5日から始まる。パソコンやスマートフォンなどで読むことのできる電子書籍を無料で貸し出し、幅広い年代の人たちに読書の機会を提供する。各市町村の図書館で受け付けが始まっている。
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