2022年7月30日(土)付

医療提供体制に危機感 コロナ「第7波」入院患者急増 大町病院病床使用率33・3%

 新型コロナウイルス流行の「第7波」による感染者急増の影響で、医療提供体制の逼ひっ迫ぱくが懸念される。大町市の感染症指定医療機関・市立大町総合病院では28日現在、感染者向けの病床使用率が33・3%となり、「入院患者がさらに増加すれば、別の科の診療を縮小し、スタッフを確保することも検討しなければ」と危機感を募らせる。
 同院では軽症から中等症の入院患者を受け入れている。22日まで約10日間は入院患者がいなかったものの、23日以降に増え始め、25日には県からの要請により、病床を8床から15床に拡大した。
スキー板に「HAKUBA」 40年前のブランド須坂に 八方の資料館に寄贈 展示へ

 須坂市のスミサカ電機(青木俊晴社長)の倉庫で、「HAKUBA」ブランドの古いスキー板が見つかった。かつてスキー板を生産していた前身会社の製品で、一部は白馬村北城八方の八方文化会館内にある白馬・山とスキーの総合資料館(丸山敏夫館長)に贈られ、展示の準備が行われている。40年の時を超えて見つかった用具がつないだ縁を関係者は喜び、スキーブーム以前から白馬が持たれていた印象が確認できる資料として展示していく。
 記念館で寄贈を受けたのは150〜180aほどのアルペン用の板5組。
 今回倉庫を整理したところ、HAKUBAスキー約30本を含む新品の板が見つかった。片方だけのものも多く、カタログや広告写真の撮影に使われていたと思われる。SNSで希望者を募ると、予想を上回る声が相次いで寄せられた。白馬村出身のノルディック複合・渡部善斗選手も訪れ、板を譲り受けたという。
子どもたち 野外遊び体験 馬羅尾高原 協力隊員が企画「自然学校」

 子どもたちに野外活動を体験してもらおうと、松川村の馬羅尾高原で29日、村地域おこし協力隊員による「自然学校」が開かれた。村内と池田町、安曇野市の小学生17人が参加。たき火や秘密基地づくり、水鉄砲合戦など自然の中でのびのびと遊び、交流を深めた。
 協力隊員の西村耕平さん、前島靖之さん、真田瑞己さん、田嶋美希さん、岩崎泰子さんが自然学校の「先生」となり、子どもたちと真夏の馬羅尾高原で丸一日遊んだ。
ハーブティー作りで交流 池田 移住者カフェ 収穫体験も

 池田町への移住者同士の交流を深める第15回「移住者カフェ」が21日、同町のハーブ専門店「ナチュラルマルシェソヨソヨ」で開かれた。同店スタッフの小野咲耶さくやさんが講師となり、オリジナルのフレッシュハーブティーを作るなどして交流した。
 移住希望者を含む6人が参加した。それぞれがブレンドしたハーブティーを飲み比べ、「飲みやすい」「おいしい」などと感想を述べ合いながら交流を深めた。
トットちゃん昭和≠フ夏祭り 松川 ちひろ公園 世代超え満喫

 松川村の安曇野ちひろ公園で23日、「トットちゃんの夏祭り」が開かれた。大勢の家族連れなどが訪れ、世代を超えて昭和テイストのイベントを満喫した。
 昔懐かしい遊びや綿菓子など、縁日風のコーナーは、行列ができるほどの人気ぶりだった。
湖畔の安全へクマ対策 木崎湖 フットパス整備で出没調査

 大町市の木崎湖プロジェクト(伊藤洋平代表)は、湖畔を歩くフットパス整備事業の一環として、湖畔一帯でクマの調査をスタートした。クマが出没しやすい場所の特定や、具体的な安全対策などを進めていく。
 27日には、市のひとが輝くまちづくり事業補助金を活用し、クマなど野生動物との共生や保護管理に取り組むNPO法人・ピッキオ=佐久市=の保護管理ディレクターで、県の熊対策員・田中純平さん(48)が調査に訪れた。
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