2022年8月10日(水)付

ミスター爺ヶ岳%o頂200回 池田の登山家・山岳画家の平本研一さん 「これからも登り続ける」

 北アルプス爺ケ岳(大町市、標高2670b)に登ること28年、登山家・山岳画家の平本研一さん(67)=池田町会染滝沢=が9日、爺ケ岳登頂200回を達成した。人呼んで「ミスタージイガタケ」。安全登山を心掛け、一度もけがなく成し遂げたのが誇りだ。偉業を果たし「一区切り付いた」と安堵あんどの表情。「ただ、これはひとつの通過点。死ぬまで現役で登り続けたい」と新たな決意を掲げる。
 看護師の仕事に従事し、夜勤続きで体調を崩した時期もあったが「何とかやってこれた」と22年目で150回目を記録。待望の200回目を迎えた9日は、午前5時半ごろに扇沢駅近くの柏原新道から入山、3時間半ほどで登頂した。
ニジマス追い「捕まえた!」 大北漁協連大町「ぬるめ」で 小谷保園児招き体験

 大町市平の親水公園「わっぱらんど」で9日、小谷村保育園の年長児15人が魚のつかみ取りを体験した。北アルプスの雪解け水が流れる水路で魚を追いかけ、ずぶぬれになりながら自然に親しんだ。
 大北漁業協同組合連絡協議会が、環境保全の意識高揚や淡水魚の消費拡大につなげようと開催した。子どもが安全に川遊びを楽しめる場所として、わっぱらんどに園児を招いた。
雨中バイパス 橋工事再開 小谷 予定遅れ7年度供用開始

 設計のやり直しにより中断していた小谷村の国道148号雨中・月岡バイパスの橋梁工事が先月から再開し、再設計に伴う橋脚の補修工事を実施している。11月から橋上部の工事に着手、令和7年3月に完成予定で、トンネルを含めたバイパスの共用は7年度中になる見通し。当初の予定から3年ほど遅れる見込みとなった。
 同事務所整備建築課企画幹兼課長の関貴幸さんは「住民の皆さんの期待が大きい道路で、設計ミスにより開通が遅れてしまい申し訳ない。1日も早く供用開始できるように進めていきたい」と話している。
「笠地蔵公園」に案内板 白馬の有志 駅開業90周年に合わせ

 白馬村の住民有志でつくる「アルプスの会」(池田光夫会長)は7日、JR白馬駅東側の「木流笠地蔵公園」で案内板の除幕式を開いた。観光客や地域住民の憩いの場として公園の利用促進を図ろうと、白馬駅開業90周年、大糸線全線開通65周年に合わせて設置した。
 案内板は縦約1b、横約1.5bの黒御影石製で、JR東日本長野支社や村の協力で平成20年に整備された公園の成り立ちなどを紹介している。県の「地域発元気づくり支援金」を活用し、設置された。
空高く発射 ペットボトル 池田の有志 児童クラブと科学実験

 池田町の有志による「池田サイエンスクラブ」は、池田・会染の両児童クラブの夏休み特別プログラムとして科学実験を行った。4日は池田児童クラブの子ども27人が参加し、池田小学校の校庭でペットボトルロケットを飛ばした。
 会員手作りの道具を使って実験した。プロペラを付けたペットボトルに、自転車用空気入れで空気を注入し、カタパルト(射出機)を使って空に向けて発射した。空気の量を変えたり、ペットボトルに水を入れた場合と入れない場合の飛び方などを比べた。
ラジオ作りで仕組み知る 大町図書館 夏休みこども工作

 大町市の大町図書館で2日、「夏休みこども工作」が開かれた。市内在住の元教員・高橋一雄さんを講師に「ラジオを作ろう!!」と題し、手作りラジオを製作。子どもたちがものを作り上げる喜びを体感しながら、電子工学の世界に親しんだ。
 参加した小学生は「これで音が出るなんて本当に不思議。面白い」と話していた。高橋さんは「今のラジオは使うだけで中が見えないブラックボックス。こういったところから仕組みを知り、少しでも物理や工学に関心を持ってもらえれば」と話していた。
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