2022年10月2日(日)付

校舎で催し 思い出づくり 大町一中閉校記念行事 生徒、卒業生、住民集う

 学校再編により本年度末で閉校する大町市の大町第一中学校で1日、閉校記念行事が行われた。生徒だけでなく卒業生、地域住民らが名残惜しんで来場。クイズを解きながら校内を巡ったり、過去の写真が飾られるなどのイベントが催され、学校とふれあった。
 イベントでは、過去の制服を着用した雰囲気を味わえる顔出し写真パネルが用意されたり、同校卒業生も部員として活躍する大町岳陽、松本蟻ケ崎高校書道部のパフォーマンスなどが行われた。卒業生や保護者などは当時の教諭との再会を喜んだり、久しぶりの校舎を懐かしんでいた。
北ア秋スイーツ14品 大北の12店舗 スタンプラリー始まる

 食を通じて大北地域の魅力を発信する「食の王国・北アルプス山麓スイーツプロジェクト」(北アルプス山麓育ちin首都圏実行委員会主催)の新作認定スイーツスタンプラリーが1日、大北地域の菓子店やホテルなど12店舗で始まった。地元食材を使い「秋の彩り」をテーマにしたスイーツ14品が楽しめる。12月10日まで。
 初日は、スイートポテトを販売する松川村細野のドール中島で、のぼりやQRコードの贈呈式が行われた。
荒廃した棚田 キャンプ場に 小谷村平間 元村さん親子 景観と地形生かし地域活性

 小谷村平間集落に、荒廃した棚田を利用した「棚田キャンプ場」が誕生した。過疎化が進む地域を盛り上げたいと、平間出身の元村幸時さん(60)・友一さん(28)親子が手作業で整備。北アルプスや姫川谷を望む里山の景観と、静かに流れる時間が楽しめる。
 姫川右岸の傾斜地にある平間では昔から棚田による水稲耕作が行われてきたが、休耕田が増え荒れた土地となっていた。元村さん親子は「平間のために何かしたい」と、平らな地形で景観が良い棚田をキャンプ場にできないかと着目。県の元気づくり支援金を活用し、整備に取り掛かった。
 約10区画を整備し、3カ所にウッドデッキを設置。ドラム缶風呂やトイレも整備した。電灯がなく車両の進入ができないなど不便もあるが、それを楽しむのもキャンプの醍醐味で、利用者からも「静かでプライベートな空間を楽しめた」「景色が良い」と好評だ。
志半ば 職員たちに感謝 池田 小田切副町長の離任式

 再任案が議会で不同意となり任期満了となった池田町の小田切隆副町長の離任式が9月30日、町役場で行われた。職員約60人が出席。甕聖章町長が感謝状を手渡し、志半ばで行政を去る副町長を見送った。
 甕町長は「私にとっては突然のこと。本日断腸の思いで送り出さざるを得ないことになった」とあいさつ。「行政を熟知され、力を発揮してほしいと期待していたのに。課長以下は若く経験も少ない。外から相談に乗っていただければ」とし、支えに感謝を述べた。
 10月1日から当面、副町長は不在。理事者は町長と教育長のみとなる。
夜の黒部ダム≠゚ぐる 大町プロモ委 ツアーに全国から54人

 大町市プロモーション委員会は9月25日、夜の黒部ダムをめぐる「ナイトツアー」を開催した。全国各地から家族連れなど54人が参加し、普段は見られない営業時間終了後のダムを散策。ライトアップされたダムや展望台からの星空などを楽しんだ。
 ツアーは2013年の黒部ダム完成50周年をきっかけに、市や関西電力などでつくる委員会がダムの新たな魅力を発信しようと、開催している。今年は271人から応募があり、抽選が行われる人気ぶりだった。
催し楽しみSDGs理解 大町市10月 みずのわ月間オープニング

 国営アルプスあづみの公園大町・松川地区で1日、「SDGsみずのわ月間オープニングイベント」が開かれた。多数の市民らが参加し、ワークショップ(WS)などの催しを楽しみながら持続可能な地域づくりの実現に向けて理解を深めた。
 WSでは、同日から 大町市内で始まった「信濃大町あさひAIR(アーティスト・イン・レジデンス)」事業とコラボし作品制作を行っている作家カッパ師匠による連凧あげや、地元出身の横山彰乃さんによるダンスパフォーマンスが行われた。
 市の地域資源の水を核として、産学官金が連携して持続可能なまちづくりに取り組む「信濃おおまちみずのわプロジェクト」の一環。10月を「SDGsみずのわ月間」として、さまざまなイベントを展開していく。
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