2022年10月４日付

2022年10月４日(火)付

「水」アート〝思いっきり〟描く　八十二銀行大町支店で「信濃おおまちみずのわプロジェクト」地域住民ら壁画制作

　大町市の八十二銀行大町支店で2日、「八十二銀行の壁に大人も子どももおもいっきり絵を描こう！」イベントが開かれた。市内外から多くの親子連れなどが参加。信濃大町あさひＡＩＲ（アーティスト・イン・レジデンス）の参加作家のスギサキハルナさんと、地元の麻倉美術部、岳陽高校美術部のメンバーを講師に、銀行の壁をキャンバスにして、水をテーマにしたアート作品作りに取り組んだ。
　大町の〝清冽な水〟の保全や活用などを柱に持続可能な地域づくりを目指す「信濃おおまちみずのわプロジェクトの一環として開催された。　絵は支店の正面と南北の外壁に描いた。スギサキさんは「みんなの見てきた大町の風景を1点1点、心を込めて描きましょう」と参加者に呼び掛けた。作品は子どもたちが壁の下部に水の流れをイメージした絵を描き、麻倉のメンバーや岳陽高校の生徒らがガラスに木の幹を表現。スギサキさんが上部に羽ばたく鳥たちを描いた。

食用草花集落の新特産に　小谷村伊折活用へロースイーツ講座

　「雪中キャベツ」で知られる小谷村の伊折集落で、新たな特産物のブランド化を目指す取り組みが進んでいる。伊折農業生産組合が、栽培しているハーブやエディブルフラワー（食用花）を使用した菓子やリラクゼーションなど、多用途への活用を模索。今月1日に初めての講座を開き、特産化と有効利用の可能性を探った。
　高齢化が進む集落の維持や魅力づくりに向けた取り組みで、県の元気づくり支援金を活用する。講座では、乳製品や卵、小麦粉などを使わず、植物性由来の材料を非加熱で調理する「ロースイーツ」づくりに挑戦した。

秋晴れの白馬で酒米稲刈り　日本酒造りプロジェクト体験ツアー

　白馬村の八方尾根観光協会は1日、村内の野平地区で酒米の稲刈り体験を行った。今年で6年目となる「日本酒造りプロジェクト」の一環で、コロナ禍により3年ぶりの実施。同観光協会が募集した酒米稲刈り体験ツアーの参加者20人と、酒蔵関係者、ボランティアの白馬高校生らが参加した。
　同観光協会の「日本酒造りプロジェクト」は、野平地区で酒米を栽培、大町市の白馬錦蔵元・薄井商店が寒仕込み、日本酒「白馬八方黒菱」をつくりあげている。酒米は県の新たな酒造好適米「山恵錦」。手作業の田植え体験ツアー、稲刈り体験ツアーを行い、日本酒ファンらに好評を博している。

心一つダンスで体現　池田会染小150周年運動会

　今年創立150周年を迎える池田町の会染小学校（葭本直樹校長、児童224人）は1日、150周年運動会を開いた。「みんなで心を一つにしよう」をスローガンに、「子どもが主体、子どもが真ん中」を体現した運動会を作り上げた。
　企画から準備、当日の司会進行まで、6年生が中心となって行った。プログラムを作成したり、模造紙に全校の手形で彩ったスローガンを会場に掲げた。
　昨年に引き続き、県体育センター専門主事の蓑輪良江さんを講師に招き、体育の時間にフリーダンスを練習してきた。　全学年がダンスの種目に、これまで積み重ねてきた即興ダンスを取り入れた。仲間とアイコンタクトをとりながら、自由にのびのびと体を動かし、ポーズを決めていた。

旬のりんご求め活気　松川「寄って停」にぎわう

　松川村の道の駅・安曇野松川「寄って停まつかわ」で10日まで、「りんごまつり」が開かれている。初日の1日、旬を迎えたリンゴを求めて、多くの人たちが来場し活気づいた。
　「シナノピッコロ」や「千秋」など、村内の生産者によるリンゴ約7種類の他、旬の果物や野菜も豊富に並んだ。
　観光客だけでなく、地域の人にも喜んでもらおうと、抽選会を企画した。リンゴ1袋550円以上を購入すると、電化製品や村の特産品が当たる抽選に応募できる。

75歳以上医療費引き上げ　年収200万円以上対象 1→2割に

　一定の収入がある75歳以上の後期高齢者を対象に、医療費の窓口負担が10月から、1割から2割に引き上げられた。大北5市町村の後期高齢者医療の被保険者数は計約1万1830人で、15％の約1760人が対象となる。
　医療費負担は年金を含めた被保険者の年収が単身で200万円以上、2人以上で計320万円以上の世帯が引き上げられる。
　大町市役所市民課国保・年金係は「分からないことがあれば各自治体の担当窓口に相談してほしい。制度の改正に伴い、詐欺の発生が懸念されるので、不審な電話などに注意してほしい」と呼び掛けている。

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