2022年10月６日付

2022年10月６日(木)付

大町署看板地域作家が制作　警察官友の会創立40周年記念書・川村さん、木彫・髙橋さん

　大町警察官友の会は5日、創立40周年を記念し、「長野縣大町警察署」の看板を同署に寄贈した。書家で驥山きざん館館長の川村龍洲さん（76）＝長野市＝と木彫家で日展特別会員の髙橋貞夫さん（82）＝大町市＝の地域を代表する芸術家2人が、制作を手掛けた。
　看板は川村さんが書いた50～60枚もの作品の中から気に入った1枚を採用。髙橋さんが縦150㌢、横35㌢のカツラの一枚板に、丸みを帯び温かみがある「かまぼこ彫り」で文字を刻んだ。
　丸山政文署長は川村さんと髙橋さんに感謝状を手渡し、「看板は警察署の顔。負けないように職員一同、職務に励みたい」と感謝を述べた。

台風･豪雨に備え合同訓練　小谷村県･国など土砂災害想定し情報共有

　小谷村と県、国土交通省松本砂防事務所などは5日、合同防災訓練を中土観光交流センターやまつばきで実施した。台風の接近に伴う豪雨により村内で大規模な土砂災害が発生したと想定。台風接近前から災害発生の初報、各地域で同時多発的に土砂災害が起きたとし、各段階における各機関の対応や情報共有の方法、役割分担などを確認し、災害対応への連携を強化した。
　村内での訓練は7年ぶり。村と村消防団、同事務所、県姫川砂防事務所などから約40人が会場で参加した他、北アルプス広域北部消防署、長野地方気象台などがオンラインで出席した。

ＭＴＢで特設コース周回　白馬 3時間耐久レースに100人

　白馬村の白馬マウンテンバイク（ＭＴＢ）クラブは2日、岩岳ＭＴＢパークを会場に「第6回白馬村選手権大会平林安里選手と走ろう3時間耐久」を開催した。同クラブの選手など幼児から大人まで約100人が参加。村内出身のプロＭＴＢレーサー平林安里さん（25）らプロレーサーとともに特設コースを周回し、気持ちの良い汗を流した。
　ペアでの出場で、1周15分ほどの特設コース（幼児などはショートコース）を交互に走行。1周するごとに1～4点の周回ポイントを獲得し、総合点で優勝を争った。参加者は競いつつも和気あいあいと大会を楽しんだ。

安曇野ナンバー「賛成」7割　4市町村アンケート 7年5月交付へ導入推進

　池田町と松川村、安曇野市、生坂村でご当地ナンバー導入を検討する「安曇野ナンバー検討協議会（代表＝太田寛安曇野市長）」は5日、第2回会合を安曇野市役所で開き、約7割が〝導入賛成〟とするアンケートの結果を踏まえ、導入推進に向けた意思統一を確認。県へ導入要望書を提出した。組織を推進協議会へと変更し、今後は導入を前提に図柄の検討方法などの具体的な議論に移る。
　賛否については4市町村合計で、「賛成」「どちらかというと賛成」の合計は72・3％となった。一方で、「反対」「どちらかというと反対」の合計は26・4％だった。池田町では賛成合計71・2％、反対合計27・2％。松川村では賛成合計73・4％、反対合計25・2％だった。

大カエデ色づき始め　池田 8日から観光案内所設置

　池田町大峰高原の名勝「七色大カエデ」が色づき始めている。これから秋の深まりとともにさらに鮮やかな色に染まると期待され、盛りは20日ごろからになりそうだ。
　大カエデは高さ約13㍍、樹齢250年を超えるとされる巨木。紅葉の時期を迎え、緑の葉の一部が赤や黄、オレンジへと染まり始め、さまざまな色が入り混じった「七色」のグラデーションを描いていく。紅葉が人気の池田を代表する観光名所だ。
　8日からは町のガイドマスターが町内の見どころを案内する臨時観光案内所も設置する。

理容の仕事気持ち新た　県理容生活衛生同業組合大北支部社松崎・薬師寺で毛髪供養祭

　県理容生活衛生同業組合大北支部（仁科新司支部長）は3日、大町市社松崎の薬師寺で恒例の「毛髪供養」を開いた。毛髪の供養と、亡くなった組合員の霊を慰め、理容の仕事へ臨む気持ちを新たにした。
　毛髪供養祭は供養塔が建てられる以前から60年以上にわたり続けられている。仁科支部長は「今年は多くの参列で営むことができて良かった。丁寧に供養して、感謝の気持ちを持って仕事を続けていきたい」と話していた。

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