2022年10月16日(日)付

園児 未来の電車描く 信濃大町駅 鉄道150周年で作品展

 日本の鉄道開業150周年とJR大糸線の全線開通65周年を記念し、大町市の信濃大町駅は31日まで、市内園児による「みらいのでんしゃお絵かき展」を開催している。宇宙を走る電車や魚の形をした車両など夢あふれる作品約130点が並び、利用客の目を楽しませている。
 作品展は、日本で最初の鉄道が明治5(1872)年の10月14日に新橋―横浜間で開業してから150年の節目に合わせて開催。市内の保育園・幼稚園計9園の年長児が「こんな電車乗りたい」「あったらいいな」をテーマに描いた絵が、ホームを結ぶ跨線橋に並んでいる。
白馬高校70周年祝う ウイング21 晴れやかに記念式典

 白馬村の白馬高校(関正浩校長)は15日、創立70周年記念式典をウイング21で開いた。コロナ禍で1年順延しての開催。来賓、学校関係者、在校生らが出席して節目を祝った。
 式典では創立70周年記念事業実行委員会の内川雅夫委員長兼同窓会長が「本物と出会い、世界に羽ばたく白馬高校として歩みを続けます」と式辞し、高校生ホテルや高校生レストランなど同校独自の取り組みを紹介した。
移転前 手形アートお目見え 八十二銀行大町支店 60年の感謝込め店内に

 大町市の八十二銀行大町支店の店内入口の壁に、職員が制作した花束がモチーフの「手形アート」がお目見えした。複合商業施設「フレスポ大町」内への24日の移転を前に、全職員から来店者に、これまで60年間にわたる感謝の気持ちを伝えている。
 発案者は同支店の丸山栞奈さん(23)。同支店は移転にあたり、さまざまな企画を展開しており、丸山さんはそのプロジェクトメンバーの一人。8月から活動を展開する中で「店内の白い壁をキャンバスにして手形アートはどうか」と考えた。壁全体に絵を描くのは前代未聞だったというが、荒井毅支店長に後押ししてもらい、本部から快諾を得ることができ、制作に取り掛かった。
 地域の人々に支えられてきた感謝を表現しようと、デザインは大きな花束に決め、支店の全職員が手形を押して完成させた。
来場者 技術の粋に注目 文化祭に合わせ 池工で産業フェスタ

 池田町の池田工業高校の第60回池工祭(8・9日)に合わせ、安曇・大北産業フェスタ2022「イケてる」が開かれた。電子部品大手の村田製作所で製作されたロボットの実演や講話が行われ、訪れた小中学生や保護者らが技術の粋に注目した。
 グループ企業のアズミ村田製作所(安曇野市)は、スマホなどに用いられているノイズ対策された電子部品を生産。さまざまな機器の内側から「世の中を下支えしている」と紹介。これらの電子部品をわかりやすく紹介しようと、同グループではロボットを製作した。 会場ではデュアルシステムで生徒が訪れている各事業所を紹介する展示も行われ、地元企業に関心を深めた。
児童 郷土の技術や文化体験 大町 八坂小 地域と「ふれあい学習」

 大町市の八坂小学校でこのほど、PTA・公民館・小学校の三者共催による「郷土ふれあい学習」が開かれた。地域に伝わる昔ながらの伝統技術や生活文化を、広い見識と経験を持つ地域の名人・達人が児童らに指導。ものづくりや食体験など多彩な体験活動を通じ、ふるさとの魅力や自然と共生しながら環境を守る大切さに学びを深めた。
 本年度は、恒例のおやき・薄焼きづくり、そば打ち、わら細工、竹細工に、木工クラフトと木工細工の体験が加わった。参加者はそれぞれグループに分かれ、それぞれの体験に取り組んだ。
スケボー 華麗なトリック 大町 プロも参加 愛好者交流

 大町市のスケートボード愛好者らでつくる「オオマチスケートボード」は15日、市文化会館敷地内のスケートボード場で交流イベント「グリーンボウル・セッション2022」を開いた。県内外のプロスケーターや地元の子どもら約100人が来場し、華麗なトリックを披露し合い親睦を深めた。
 イベントは新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催。国内を代表するプロスケーターの米坂淳之介さんや橋本貴興さんらも参加し、会場を盛り上げた。子どもを対象にした教室も開かれ、メンバーが基本から指導していた。
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