2022年10月23日(日)付

ルート案のVR映像公開 松糸道 大町で住民説明会 建設イメージ伝える

 県大町建設事務所は22日、地域高規格道路「松本糸魚川連絡道路」大町市街地区間の住民説明会をサン・アルプス大町で開いた。昼と夜の2回開き、昼の回には市民110人が参加。同区間西ルート帯内に示された幅の細いいずれも盛土構造のルート帯3案について、完成後がイメージしやすいVR(仮想現実)映像など新たな画像や資料を初めて示し、盛土構造の建設イメージを伝えた。
 新たな画像や映像資料は、県が住民からの要望に応じて作成。常盤地区の高瀬川右岸道路から平地区の木崎湖トンネルまで、市街地西側を上空から望む映像に3ルート帯を落とし込んだVR映像と、ルート帯に完成予想図を加えた合成写真を公開した。
災害時 要配慮者の支援学ぶ 池田 関係者が避難所運営訓練

 池田町は16日、災害発生を想定した避難所運営訓練を高瀬中学校体育館で開いた。32地区の自主防災会や町消防団をはじめ、地域防災の関係者約100人が参加。新型コロナウイルス感染症対策と、災害時に避難が難しい要支援者へ配慮した避難所設営の方法を学び、防災意識を高めた。
 参加者は4班に分かれ、避難所開設の要領、備蓄品取り扱い、要配慮者対応、濃煙体験の各訓練を体験。要配慮者支援のブースでは、災害時における車椅子利用者の命を守るため、社会福祉協議会の職員らの指導で移動介助の支援方法を学んだ。
土砂災害知り防災考える 大町 八坂小に県が出前授業

 県犀川砂防事務所は14日、大町市の八坂小学校で5年生を対象に、土砂災害について学ぶ出前授業を開いた。同事務所の宮下佳之総務課長、砂防第二係長の村瀬孝三さんらが、土砂災害のメカニズムなど身近な事例をもとに紹介。授業を通じ児童が防災への意識を高め、災害から地域を守る砂防事業の大切さについて理解を深めた。
 村瀬さんは「土砂災害には『土石流』『地すべり』『がけ崩れ』の3つがある」と説明。動画を活用しながらそれぞれのしくみと、災害が発生した時の被害の大きさや危険性を伝えた。
 児童は「土石流とか災害はとても怖いと思った。自分の身を守るために、早めの避難がとても大切だと思った」と話していた。
3年ぶりステージに喜び しろうま音楽祭 白馬・小谷の12団体

 白馬村と小谷村の音楽愛好団体が集う「第25回しろうま音楽祭」(実行委員主催、大糸タイムス社など後援)は16日、白馬村の白馬ウイング21ホールで3年ぶりに開催された。合唱や吹奏楽、アルプホルンなど両村の小中学生、高校生や地元サークル12団体が参加。それぞれ日頃の練習成果を多彩な楽曲で披露した。
 北村光雄実行委員長は「コロナ感染対策を万全に準備を進めてきた。出演者は再び歌い、演奏ができることを心から喜んでいる。これからも続けていきたい」と話していた。
古道歩き自然・歴史ふれる 小谷小 秋晴れ楽しく「塩の道遠足」

 小谷村の小谷小学校は14日、恒例の「塩の道遠足」を開催した。1・2年生は「石坂越え」、3・4年生は「高町越え」のコースを歩き、古道に残る郷土の自然や歴史文化に触れた。秋晴れが広がる遠足日よりとなり、児童たちは元気良く歩を進め、楽しげな声を上げていた。
 1年生は初めての塩の道遠足。青空の下で弁当を広げ、おにぎりやおかずを頬張った。
地域ボランティア 情報交換 松川で大北フォーラム 講演や活動発表

 第23回大北ブロックボランティア地域活動フォーラム(実行委員会主催)が20日、松川村多目的交流センター「すずの音ホール」で開かれた。オンライン参加も含め、大北地域でボランティア活動や社会福祉事業に携わる約50人が出席した。コロナ禍でも工夫を凝らして取り組む地域活動について情報を交換し、住みよい地域づくりへの意識を高めた。
 ご近所福祉クリエーターの酒井保さんが、「気にかけあうつながりが地域を救う!」と題して講演した。
 5市町村による活動発表が行われた。活動内容の紹介や課題、やりがい、抱負などをそれぞれ発表した。
トップページ 10月の一覧 ●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C) 2007-2022 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.