2022年10月25日(火)付

環境配慮のZEB店舗 八十二銀行大町支店 フレスポ内にオープン

 大町市大町の商業施設「フレスポ大町」内に新築移転した八十二銀行大町支店は24日、開店した。同行の店舗では初めて太陽光発電と地中熱ヒートポンプを併用し、建物のエネルギー消費量を実質ゼロにする「ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビルディング)」店舗として環境に配慮した。
 式典では牛越徹市長や大町商工会議所の坂中正男会頭らが出席しテープカット。荒井毅支店長は「環境に配慮した、大町にふさわしい店舗。これまでの歴史を継承しながら、新たな一歩を踏み出したい」と話した。
 新店舗の電話番号(0261-22-1382)は旧店から変更しない。
ニホンカモシカ元気に到着 大町山博 「クロベ」の子「ナグリ」

 大町市の市立大町山岳博物館(山博)生まれのニホンカモシカ「クロベ」の子ども「ナグリ」(3歳、雄)が24日、埼玉県から同館付属園に到着した。到着後はすぐに飼育スペース内を走り回るなど元気な様子を見せた。一般公開は、環境に慣れ次第行う予定。
 ナグリは、約4時間の長旅≠終え、園の飼育スペースに到着。移送用の箱が開けられると、勢いよく飛び出し、鼻を鳴らして周囲を警戒したり、飼育されているトビの鳴き声に耳を澄ませたりしていた。
大糸線にハロウィン列車 小谷の住民有志がイベント 仮装の旅スタンプラリーも

 小谷村の住民有志でつくるハロウィン列車実行委員会は23日、ハロウィンイベントを村内で開いた。仮装してJR大糸線の列車の旅を楽しむ「ハロウィン仮装列車」や、複合拠点施設おたりつぐらでスタンプラリーが行われた。参加者はお化けやアニメキャラクターの仮装に身を包み、村内の親子が季節の行事を存分に楽しんだ。
 おたりつぐらで行われた、初めてのスタンプラリー企画は、仮装した親子50人ほどが訪れ盛況に。ボランティアで参加した小谷中学校の生徒も手伝い、お化け屋敷や的当てなどのゲームを巡るスタンプラリーや工作ブースが設けられ、シールを集めた子どもたちにお菓子が配られていた。
安曇踊りに新たな担い手 松川で3年ぶり 保存会が免状審査会

 松川村発祥の郷土民謡「正調安曇節」の保存・伝承・普及活動に取り組む村正調安曇節保存会(会長=須沢和彦副村長)は22日、安曇踊り免状取得審査会と交付式を村役場講堂で開いた。コロナ禍により3年ぶりの審査会に17人が審査に臨み、練習の成果を発揮。伝統文化の新たな担い手が誕生した。取得を目指す人や踊りを覚えたい人向けに、今年は5回の講習会を3年ぶりに開いた。保存会の会員を講師に、一つ一つの基本動作を学んだ。
 審査会では、練習時間を設け、会員の指導のもと、動作を再確認。グループごとに輪になり、生演奏と生唄に合わせて6曲を踊り、会員による審査を受けた。全員が合格し、免状が交付された。
地域の用水路巡り役割学ぶ 大町南小 昭電発電所など見学

 大町市の大町南小学校4年生40人が18日、地域の用水路を巡る社会科見学を行った。昭和電工大町事業所の全面協力で、同事業所が管理する昭和電工大出水路センターや中部用水、常盤発電所などを巡り、地域の農業水利施設の役割や、水の使われ方について学んだ。
 郷土の歴史・生活文化に詳しい市教育長の荒井今朝一さんと同事業所の職員らが児童を案内し、常盤地区の特色ある水路について分かりやすく解説。荒井さんは「大町市と昭和電工は発電と農業用水を繰り返し使うシステムをつくり、水を効率的に使ってきた。常盤は市内の中でも一番大事なところを担っている」と教えた。
太陽光「八坂発電所」が完成 藤巻建設 大町市内最大規模6.6f

 大町市八坂明野で藤巻建設(本社・飯山市、藤巻篤代表取締役)が建設を進めていた太陽光発電所「FSPS大町八坂発電所」が完成し、運転を開始した。太陽光パネル3万8940枚を設置、パネル総面積は6・6fで東京ドーム約1・5個分におよび、市内では最大規模となる。22日は関係者約50人が参加して竣工式が開かれ、テープカットで完成を祝った。
 八坂発電所の建設は平成29年から計画を進め、環境を維持しつつ防災面などにも配慮した施設として、1年10カ月かけて完成。年間発電量は一般家庭3200世帯分の能力を見込み、電力会社に売電する。年間約5724dのCO2を削減できると試算する。
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