2022年11月2日(水)付

井内会頭 新体制スタート 大町商議所 副会頭 新たに曽根原氏

 大町商工会議所は1日、井内猛男会頭(68)=井内工務店社長=をトップとする新体制をスタートさせた。井内会頭は長期化するコロナ禍や物価の高騰などの影響で疲弊する地域経済の再生に向けて、「3期9年の副会頭としての経験を糧に、『地域を元気に』をモットーに課題解決に取り組みたい」と抱負を話した。
 同商議所は臨時議員総会を大町商工会館で開き、任期満了に伴う役員の改選を行った。副会頭に曽根原光重氏(67)=田中屋社長=を新たに選出、蜜澤茂志氏(63)=相模組社長=と内山重喜氏(63)=ピュアハウス社長=を再選した。専務理事には引き続き竹村静哉氏(61)=常盤上一=を選任した。任期はいずれも3年。
新リフト 今冬から稼働 白馬乗鞍 全長1200b BC需要も視野

 今冬のスキーシーズンの営業が未定となっていた小谷村白馬乗鞍温泉スキー場の新リフトについて、リフト南側(山頂に向かって左側)の斜面に滑走コースを整備し、この冬から稼働を予定していることが分かった。リフト新設工事は支柱を立てる基礎の工事がほぼ完了し、今後は支柱の設置、リフト乗降施設の建設などを進め、11月中に完成する予定。
 アルプス第11ペアリフトとして新設する。若栗中央ゲレンデ上部を起点に全長約1200b、標高1598b地点まで到達。支柱20基、搬器106基。1時間当たりの輸送力と速度は冬季約700人(秒速2・3b)、グリーンシーズン約400人(同1・3b)。日本ケーブル(東京都)が工事を行っている。
渾身の字 練習成果 筆に込め 白馬で小中学生 席書大会

 白馬村公民館と村書道同好会は10月29日、第38回白馬席書大会を村役場多目的ホールで開いた。村内の小学1年生から中学3年生まで33人が参加。日頃練習してきた成果を筆に込め、渾身の字を書き上げた。
 字を書けるのは1度きり。しんと静まり返る会場の中、参加者は真剣な表情で字に向き合い、各学年の課題を書いた。
 審査は31日に行い、8つの個人賞などを決めた。作品は村文化祭(11月4〜6日)にウイング21アリーナで展示。期間中に賞状を授与する。
「安曇節」子どもの感性で 松川村 作詞コンクール表彰式

 松川村発祥の郷土民謡「正調安曇節」の普及や伝承を願って実施された「第1回松川村こどものための安曇節作詞コンクール」(実行委員会主催)で、入賞者の表彰式が10月29日、村すずの音ホールで開かれた。みずみずしい感性でふるさとを詠んだ子どもたちの詞が披露され、後世へと引き継いでいく機運を高めた。
 昨年度に保存会から唄と踊りの指導を受けてきた松川小学校の5年生を対象に、学習の集大成として、松川村の自然や文化、人々の生活などを題材にした7・7・7・5調の詞を作ってもらおうと、コンクールへの出品を募った。119点が集まり、実行委員らによる審査会で審査した結果、17点が入賞した。
池工生 松川駅を奇麗に 掃除に汗 感謝の美化活動

 池田工業高校の校風委員会と生徒有志は10月27日、松川村のJR信濃松川駅や池田町の校舎周辺で地域美化活動を実施した。いつも通学で世話になっている地域に感謝の気持ちを込めて、爽やかに利用できるように早朝から清掃に汗を流した。
 信濃松川駅には通学で電車から下車した生徒約20人が参加。駅舎の待合室にほうきをかけ、ホームのごみを拾う、駅舎やホームの待合室の窓を拭き掃除するなど、隅から隅まできれいに仕上げた。
松糸道整備の不安解消を 大町 住民団体と市議会 意見交換

 地域高規格道路「松本糸魚川連絡道路」大町市街地区間の整備計画を巡り、市議会と住民団体との意見交換会が10月31日夜、市役所で開かれた。団体側からは生活や環境への影響を懸念する住民の不安や要望を事業主体の県に届けるよう求める声などが上がった。
 会合には市民有志でつくる「大町の未来を考える会」から10人、市議会から9人が出席。住民の意見を聞き取る仕組みづくりや木崎湖以北の整備計画、盛土による道路構造の影響などについて意見を交わした。
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