2022年11月５日付

2022年11月５日(土)付

現職2人出馬の意向　大町市議選まで約半年年明け以降動き本格化

　任期満了（令和5年4月29日）に伴い、来年春の統一地方選挙で行われる予定の大町市議会議員選挙（定数16）まで約半年となり、一部では立候補に向けた動きが出始めている。大糸タイムス社の取材に対し、4日までに現職のうち2人が続投の意向を示しており、14人が進退を検討中と答えている。
　出馬の意向を固めているのは、現職2期の降旗達也氏（49）＝無所属、大町栄町＝と1期の山本みゆき氏（52）＝無所属、平野口。他の現職議員は「後援会と相談したい」などとし、年明け以降に動きが本格化しそうだ。新人擁立に向けた動きは表面化しておらず、選挙戦になるかは不透明な情勢だ。

非接触の空手魅力にふれる　大町の仁科台中松濤館流誠拳会中村会長講師に体験

　大町市の仁科台中学校は、10月31日と11月2日、体育で空手道の体験授業を実施した。長野市の松濤館流誠拳会空手道場の中村宣之会長を講師に迎え、生徒たちが日本伝統の武道の魅力にふれた。
　生徒は事前にビデオ学習を行い、松濤館流の基本の形について学んできた。体験授業ではビデオ学習で理解が難しかった動作などを、生徒の質問に応えながら分かりやすく伝えた。
　同校は体育の授業で日本の武道を取り入れ、以前は剣道を実施していた。コロナ禍により、防具の使い回しや生徒同士の密接な接触を避けるため、非接触で安心安全に体験できる空手を導入した。

無人駅きれいに 40年以上　小谷村千国老人クラブに国交大臣賞

　小谷村の千国老人クラブが、ＪＲ大糸線千国駅で長年にわたり清掃活動を実施し、環境美化に努めたとして、国土交通省の鉄道関係功労者大臣表彰を受賞した。会長の宮嶋規夫さん（82）は「先輩の皆さんから続けてきてくれたこと。大きな賞をいただき、これを励みに今後も続けていきたい」と喜びを噛み締めた。
　千国駅は通学などで地域住民が利用する。きれいな駅を使ってほしいと、クラブは40年以上前から活動を継続。駅周辺の草刈りや駅舎の清掃などを行い、かつては花壇の手入れもしていた。
　表彰式は「鉄道の日」の10月14日に東京都で行われた。全国で108個人、6団体が受賞した。

息合わせ合唱合奏　池田小音楽会で練習成果披露

　池田町の池田小学校（工藤美恵校長・児童189人）は10月28日、音楽会を開いた。学年ごとに合唱と合奏を行い、練習の成果を発揮した。
　自主的に練習を重ねてきたという6年生は、「もっとやりたい、楽しいという気持ちになった。自分らしく練習の成果を出して、最高の音楽会にしたい」とあいさつした。
　コロナ禍で中断していた全員合唱と職員によるステージ発表も行った。楽器の制約や、歌い方の制約がある中で、工夫をしながら練習してきた。

宇宙の不思議映像で解説　大町東小八坂出身国立天文台縣さん

　大町市の大町東小学校（宮澤忠利校長）で10月28日、国立天文台天文情報センター准教授の縣秀彦さん（61）による宇宙の授業が行われた。6年生24人が星空の魅力や宇宙の不思議について話を聞いた。
　理科の授業の一環として行われ、国立天文台の出張授業「ふれあい天文学」を利用した。
　児童らは3～4人ずつの6班に分かれて相談し、行ってみたい宇宙の場所や惑星などを発表した。縣さんは発表に沿って映像を映し出しながら解説し、事前に子どもたちから提出されていた疑問への返答なども交えつつ、分かりやすい言葉で話していた。

展示やステージ成果を披露　大町八坂地区文化祭にぎわう

　大町市の八坂地区文化祭が10月29日と30日、八坂小学校体育館を会場に開かれた。個人や団体による文化活動の「展示の催し」や「ステージの催し」で、日頃の活動の成果を披露。両日とも多数の来場者でにぎわった。
　展示の催しでは、コケ玉や書道、陶芸などの作品、保育園や小中学生の作品が展示された。一人一人が心を込めた作品の数々に、来場者は「すごい」「上手だね」と感想を話しながら熱心に見て回っていた。
　ステージの催しでは、園児のかわいいダンス、小学生の合唱や組体操、フラの踊りや演奏、歌謡舞踊などが披露され、来場者を楽しませた。

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