2022年12月3日(土)付

木崎湖核にリゾート構築 大町 有志ら意見交換会 住民連携組織発足へ

 大町市の住民有志らが、大町ならではの資源を活用した誘客拡大や地域活性化を目指し、木崎湖を核としたリゾートエリアの構築に乗り出した。湖周辺の温泉施設や宿泊施設、建設会社などが連携し、新たな組織の立ち上げを視野に具体策や課題を探っている。
 市内で11月に開かれた意見交換会では、道の駅として「ゆ〜ぷる木崎湖」の活用や農産物直売所の設置、湖周辺の散策ルート整備などが提案され、「飲食できる場所がない」「既存施設を活用すればコストが抑えられる」などの意見が上がった。来年中に組織を発足させ、国の地域再生制度補助金などを活用しながら、事業を進める方針を確認した。
小谷村「景観行政団体」へ 条例案を12月議会に 来年6月 計画全面施行

 良好な景観の保全・形成を図る小谷村の「景観づくり計画」策定に向け、村は6日に開会する村議会定例会に景観条例制定案を提出する。可決されれば景観計画を策定できる「景観行政団体」への移行手続きを開始。計画は来年2月から一部、6月から全面施行を予定している。
 素案は4回にわたり開催した景観計画検討委員会(村内団体、観光協会、県、村などで構成)で、住民説明会やパブリックコメントで募った意見を反映してまとめた。
 「塩の道」を基軸とした小谷村らしい景観をより良い形で後世へ伝えていくとし「彩り豊かな四季と『塩の道』がつなぐふるさと小谷の景観づくり」を基本理念とする。
山岳走る楽しさ語る 白馬南小 ランナー上正原さん講演

 白馬村の白馬南小学校PTAは11月24日、村内在住のプロ山岳ランナー・上正原真人さん(25)を招いて講演会を開いた。急峻な山岳地帯を走るスカイランニングの日本代表として活躍する上正原さんが、自身の経験を通じ、山を走ることの楽しさや夢を持つことの大切さを児童に伝えた。
 スカイランニングの活躍として、JR白馬駅から白馬岳山頂まで約3時間半で往復した映像を紹介。「こんなところに行けちゃう楽しい競技。白馬は山がいっぱいあるから興味を持ってほしい」。
団体や企業お薦め本紹介 池田町図書館開館40周年コラボ企画

 開館40周年を迎えた池田町図書館は、地域で活動する団体や企業とのコラボ企画を今月中旬まで実施している。地域と共に歩む図書館として、お薦め本を紹介している。
 町出身の若者たちによる信州池田活性化団体「MapleTree(メイプルツリー)」が発行するフリーペーパー「いけだいろ」は、この秋発行した22号で、「池田町をもっと知る本」をテーマに紹介している。町の歴史や文化、自然、町にゆかりのある人に関する16冊を、同館の蔵書の中から選んだ。
 同町広津の「カミツレの里」を拠点に展開するカモミールを使ったスキンケアブランド「華密恋」は、今年発売40周年を迎えたのを機に、製造元の「SouGo」の社員がお薦め本を紹介している。自然、食、健康をテーマに、約20冊を選んだ。
故人の遺志継ぎ芋煮会 松川 すずの音応援団が慰労

 松川村すずの音ホールの運営をサポートするすずの音応援団「ガーデンクラブ」は11月27日、本年度最後の作業に合わせて、恒例の芋煮会をホールのテラスで開いた。12人が参加し、秋の味覚を味わいながら、1年の労をねぎらった。
 当初は、隣接する公園で落ち葉掃除をした後に、焼きいも会を開いていた。芋煮会は、ガーデンクラブの前代表で、昨年亡くなった腰原今朝重さんがサトイモを育て始めたことから始まった。今年も故人の遺志を受け継ぎ、他のメンバーが育てたサトイモや野菜をふんだんに使った。
里白く染まり冬到来 大町北部、白馬、小谷で初雪

 寒気の影響で強い冷え込みとなった2日、大町市北部、白馬村、小谷村の平地で初雪が降った。田畑やゲレンデは白く染まり、登校時間帯を迎えた小中学校の通学路では、児童や生徒が寒そうに手をこすりながら歩く様子や、楽しげに雪と戯れる姿も見られた。
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