2022年12月4日(日)付

「縁が和」で地域の縁広げ 大町市八坂 介護予防に高齢者サロン

 大町市八坂支所と市八坂総合福祉センターみさかは、介護予防事業の一環として高齢者サロン『縁(えん)が和(わ)』を開いている。ものづくりやレクリエーションを中心とした楽しい♀動で、地域の縁を広げ、健康づくり増進につなげている。
 活動は毎月2回。「運動は苦手だけど人とのおしゃべりを楽しみたい」という高齢者の要望を受け、楽しみながら元気づくりができるプログラムを定期的に実施している。11月の活動では、手軽にできる体操を含めたレクリエーションと、端切れを使ったブローチ作りが行われた。
ゲレンデ降雪願い「お水撒き」 小谷 栂池高原スキー場安全祈願祭

 小谷村の栂池高原スキー場は3日、鐘の鳴る丘ゲレンデで「2023シーズン安全祈願祭」を開いた。感染症対策で人数を制限、関係者ら約30人が参加して、今シーズンの安全と積雪を願った。
 今シーズンは新型コロナウイルス対策の行動制限の緩和と、海外からの入国制限の緩和によるインバウンドを含めた需要回復が期待されている。3日現在、スキー場に積雪は無く、1日も早いオープンが待たれる状況で、安全祈願祭では戸隠神社で祈願した水をまき、降雪を願う「お水撒き」が行われた。
庭師に剪定の基礎学ぶ 池田「カフェ風のいろ」で講習会

 池田町池田堀之内の「カフェ風のいろ」で11月26日と27日、庭師の佐々木徹さん(56)=同町池田豊町=による「庭木の剪定教室」が開かれた。座学と実践を通して、剪定の基礎を学んだ。
 27日は6人が参加し、正しい剪定の仕方や枝の切り方、木の手入れの仕方などを学んだ。カツラの木を用いて実践した。枝の形やバランスを見ながら、残す枝と切る枝を見極め、剪定ばさみで思い切って切り落とした。
シカ皮利用へなめし£ァ戦 大町 地域づくり美麻 初のWS

 大町市美麻地区の一般社団法人・地域づくり美麻は11月29日、有害鳥獣対策として駆除されたシカの皮を有効利用しようと、初めてのワークショップ(WS)を開いた。シカ皮のなめしに初チャレンジした参加者らからニーズや感想をくみ上げ、体験プログラム提供に向けた準備が始まった。
 大町山岳博物館学芸員の藤田達也さん(34)を講師に、剥製作りに必要な技術の皮のなめし方を体験した。皮の内側に残った黄色い脂肪分などを取り除く「脱脂」という作業を行った。
剣道で武道の精神学ぶ 大町 八坂中 文科省委託の体験授業

 大町市八坂中学校の体育で、武道を学ぶ一環として剣道の体験授業が行われている。文部科学省の委託事業で県から授業協力者として派遣された、同市の木村隆一さんを講師に、剣道の基本と武道の精神を学んでいる。
 木村さんは「剣道は相手のことを尊重して安全に行うスポーツ」と話し、技術指導とともに、礼儀・礼法を重視した指導を行った。「適正な姿勢で面や突きなどの技が一瞬のうちに決まる。敵を打った後でも油断をしない『残心』を大切に」と呼び掛けた。
境内照らす竹灯籠の光 安曇野市 穂高神社で「神竹灯」

 安曇野市穂高の穂高神社境内で2日から、竹灯籠(とうろう)のろうそくの光で境内を照らすイベント「安曇野神竹灯(かみあかり)」(実行委員会主催)が始まった。境内には1万本の竹灯籠が並び、ゆらゆらと光がゆれる。訪れた来場者はスマートフォンのカメラで写真を撮影するなど、厳かな雰囲気の光のイベントを満喫していた。
 穂高神社の祭神・穂高見命の故郷である九州の大分県竹田市で姉の豊玉姫が祭られる縁から企画され11年目。年々灯籠も増え、安曇野の冬の風物詩として定着し、観光や地域活性につながっている。
 今後の点灯は4、9、10、16、17日。点灯時間は午後4時から8時ごろまで。
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