2022年12月8日(木)付

信号押しボタン「雪囲い」 大町署 白馬の小学校通学路に

 冬の登下校で児童の安全確保に努めようと、大町署は1日、白馬村の白馬北・白馬南の両小学校通学路にある信号機の歩行者用押しボタンに、着雪や凍結を防止する「雪囲い」を装着した。昨年に続く取り組みで、前回は署員が手作りした防水カバーを装着したが、今年は業者に依頼して製作し、性能が向上。早速児童や保護者らが使用している。
 白馬南小の長谷川松実教頭は「押せなくて困るという意見は保護者や児童からもあった。安全に渡れるようになりありがたい」と感謝した。
町彩るプラコップ≠フ光 池田商工会青年部 ハーブガーデンにイルミ

 池田町商工会青年部は、町ハーブセンター向かいのハーブガーデンに「プラコップイルミネーション」を設置し、約3000球のLEDが冬の夜を温かく演出している。町内の保育園を通して園児に呼び掛け、プラスチックのコップに絵や模様を自由に描いてもらい飾り付けた。
 点灯式が3日に行われた。早速園児を連れて家族で来場した町内34歳の父親は「きれい。子どものテンションが上がっている。親としてもうれしい」と喜んでいた。
 イルミネーションは28日までの午後5〜10時に点灯している。
淡水魚 西小へ「ようこそ」 大町 児童 下仲町から移し放流

 大町市大町の下仲町ポケットパークの水路に放流されていたニジマスなどの淡水魚が2日、大町西小学校敷地内を流れる小川にお引越し≠オた。市の社会実験で放流した魚で、冬期間は水が少なく川が凍結することなどから水量のある場所へ移動、子どもたちに魚に親しんでもらおうと企画した。2年生が「いってらっしゃい」と魚を放流した。
 持続可能な地域づくりを住民参加で考える市の「SDGsみずのわ月間」の一環。
 同日は児童約40人が参加し、ニジマスやイワナ、ヤマメなど30匹を校舎横を流れる小川「北原堰(御所川)」に放流。「すごく大きい」「ピチピチしていてかわいい」などと観察しながらバケツを使って魚を放していた。
イワナ「ツボ抜き」調理実習 大町市美麻小中 前川さん指導 地域食材学ぶ

 大町市美麻小中学校(山岸澄雄校長)の7年生18人が11月29日、地域のイワナを使って調理実習を行った。地元有志でイナワの養殖を行う「美麻岩魚クラブ」が提供した20匹のイワナをさばき、串打ち、化粧塩などを施したイワナの塩焼きを調理した。
 同クラブ会員で、地域学校協働コーディネーターの前川浩一さん(61)が指導にあたった。
 家庭科の授業の一環として実施し、1人が1匹ずつの調理を体験した。家庭科を指導する松尾真理子教諭は「魚の調理の単元は多くの学校で切り身を使うと思う。地域食材の学習も兼ねることができ、とてもいい経験」と感謝していた
生豆から至福のコーヒー 松川 ちひろ公園で交流WS

 松川村の安曇野ちひろ公園体験交流館で3、ワークショップ(W日S)「コーヒーの楽しみ方」が開かれた。村内で「北アルプス焙煎工房kohocoffee(カホーコーヒー)」を主宰する小野寺佑介さん(36)が、コーヒーのおいしい入れ方を伝授した。
 小野寺さんは生豆になるまでの工程や栽培地について紹介。おいしいコーヒーには良質な生豆と正しい焙煎が大事だと伝えた。
 家族3人で参加した自営業・柳澤陽平さん(34)=神戸=は「家でやってみたい。お客さんにも出してみたい」と興味を深めていた。 
「大雪(たいせつ)」ゲレンデに積雪待つ ハクババレースキー場 営業開始へ準備大詰め

 二十四節気のひとつ「大雪(たいせつ)」の7日朝、大北地域北部はまとまった降雪となり、人里は白く染まった。ハクババレーの各スキー場では冬季の営業開始に向けた準備が大詰めを迎えており、ゲレンデに雪が積もるのを待つばかりとなっている。
 白馬村のエイブル白馬五竜スキー場では7日、ベースセンター「エスカルプラザ」内の営業準備や、リフト搬器の間隔を調整する作業などを実施した。同日朝時点の積雪は、ゴンドラリフト終点(標高1515b)周辺のアルプス平で約25a、ゲレンデ下部でも10aほどとなった。 
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