2022年12月17日(土)付

人気の歴史講座一冊に 大町図書館 閲覧用に史料まとめる

 大町市の大町図書館(宮脇哲子館長)は、平成28年から令和元年まで続いた人気の講座「おおまちの歴史講座」で使われた貴重な史料を書籍にまとめた。大町の歴史を知る分かりやすい史料集が完成し、館内2階地域資料室で閲覧することができる。学校などでもさらに気軽に利用してもらいたいと、デジタル化も準備している。
 5年間の講座で使われた累積史料は340nにもおよび、手描きのイラストや遠方まで出かけて複写した古文書、現地の写真などを盛り込んでいる。講座で教えるための分かりやすさが特徴で、世界に一つしかない書籍となった。
高校生 学習の成果発表 白馬フォーラム 大糸線問題や地域課題探る

 白馬村の白馬高校は16日、生徒の学習の成果を発表する「白馬フォーラム」をウイング21で開催した。全校生徒約100人に加え、昨年に続き新潟県立糸魚川高校の1年生120人が参加。地域の課題解決や活性化、実践を通じて学んだことなど、1年を通じて取り組んできた探究的な学びの成果を報告し、これからの活動や将来を考えるヒントにした。
 時事問題について考えるグループはJR大糸線の活性化案を発表。路線存続に向けた活動や課題を調査し、身近な問題として議論を重ねた。「1日だけではなく継続的に利用者が増える取り組みが必要」と、時期によりデザインを変える「ご当地切符」や、列車のラッピング、トンネル内のプロジェクションマッピングを提案した。
ぺったんぺったんきねの音 白馬幼稚園で餅つき大会

 白馬村の信学会白馬幼稚園は13日、毎年恒例の餅つき大会を開催した。年少から年長まで全園児が参加し「よいしょ」と重たいきねを持ち上げ、ぺったんぺったんと餅をついた。だんだんと出来上がっていく餅を前に、園児たちは「おいしそう」「お餅だ」とうれしそうに声を上げた。
 「よっこいしょー」の掛け声とともにきねを勢いよく振り下ろした。周りの園児は掛け声をかけたり、リズムよく飛び跳ねて応援。餅は各クラスごとに鏡餅に形を整え、園児たちも「神様が来ますように」とお手伝い。「やわらかい」「雪だるまみたい」と楽しんだ。
育てたダイコン住民に 池田会染小特別支援学級 コンビニで販売

 池田町会染小学校の特別支援学級みなみ学級の児童は、校内の畑で栽培したダイコンを、ファミリーマートJA大北会染店で販売している。3回目の出荷を15日に行い、30本を届けた。
 ダイコン作りは伝統的に続く活動で、これまでは保護者や職員向けに販売していた。コロナ禍で参観日が中止になったことなどを受け、コンビニの直売所で販売を初めて試みた。
 値段は大きさによって50〜120円とお手頃。初日の販売では即日完売した。出荷と同時に買い求める客もいて、好評を得ている。
親子でXマスリース作り 松川 ちひろ公園でWS

 松川村の安曇野ちひろ公園体験交流館で10日、クリスマスリース作りのワークショップ(WS)が開かれた。親子連れなど12人が参加し、同園のサポート隊・小林さとみさんを講師に、自然素材をふんだんに使ったリース作りを楽しんだ。
 園内で集めたマツボックリやドングリ、小林さんが集めてきたヒノキの葉や綿、長芋のツルなど、多種多様な自然素材に加え、ドライフルーツやリボンなど、色鮮やかな材料が豊富に用意された。 思い思いの形に土台を作ってから、飾り付けをした。
「早春賦」合唱 手話歌交え 大町 公民館分室サークル1日体験

 大町市の大町公民館「サークル1日体験」の一環として11日、同公民館分室で合唱体験が行われた。「早春賦を愛唱する市民の会」(小野寿太郎会長)のメンバーとともに、参加者が声を合わせて名曲を歌う楽しさを体感した。
 体験では早春賦をはじめ、百瀬慎太郎作詞の「山を想へば」や「信濃大町の詩」などを紹介。参加者は松川村の声楽家・田口太美さんの指導でさまざまな合唱を体験した。
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