2022年12月23日(金)付

給食にカボチャ 冬も元気に 大町東小で冬至の行事

 二十四節気の一つで、1年で最も夜が長く、寒さが本格化する頃になるといわれる「冬至」の22日、大北地域の各地でも暦にちなんだ行事が行われた。
 大町市の大町東小学校では、給食メニューとしてカボチャにあずきや白玉団子を加えた「冬至かぼちゃ」が出された。昼の校内放送や、先生からの話で、冬至にカボチャを食べる意味などを聞き「いただきます」と口いっぱいにカボチャを頬張った。「あまい」「おいしい」と味わっていた。
子ども服仕分けお手伝い 大町シニアクラブ女性部 リユース取り組み

 大町市シニアクラブ連合会女性部(富田和子女性部長)は16日、市総合福祉センターで、市民らから寄贈された子ども服の仕分けボランティア作業を実施した。必要な人に再利用してもらい、地域で楽しく子育てできることを願いながら、熱心に作業した。
 部員らは大量の段ボールを開け、衣類をサイズ別、季節別に仕分けし、協力して手際よく作業を進めていった。富田部長は「私たちのボランティア活動も、コロナ禍で縮小してしまっている。こういう形で少しでもお手伝いができればうれしい」と話していた。
中学生 大糸線の魅力知る 小谷中2年生が糸魚川まで乗車 地元沿線の課題に関心

 利用者数が減少しているJR大糸線に乗ってみてその魅力や課題を探ろうと、小谷村の小谷中学校2年生16人は22日、南小谷駅から新潟県の糸魚川駅まで乗車した。普段乗る機会の少ない大糸線に揺られ、車から見る景色とはまた違う車窓からの風景を楽しみつつ、地元が抱える課題について関心を高めた。
 赤字の拡大により路線の先行きが懸念される中、実際に乗ってみて今後の学習に生かしていこうと、全校生徒が3日間に分け学年ごとに乗車した。同日は糸魚川駅に到着後、駅内で鉄道ジオラマなどを展示する「ジオパル」を見学。日本海を望む展望台にも行き、海や大火から復興した市街地の様子を見渡した。
「正調安曇節」学び継承を 保存会 松川小4年生に歌唱指導

 松川村の無形文化財である「正調安曇節」を歌い継ぐ正調安曇節保存会は21日、松川小学校の4年生約80人に正調安曇節の歌を指導した。児童は郷土に伝わる歌を学び、ふるさとへの思いを歌声に乗せた。
 授業では、安曇節の歴史や歌詞を紹介。保存会のメンバーは笛や三味線、太鼓のお囃子に合わせ、歌を披露。子どもたちも声を合わせ、「よれやよってこい」と練習してきた歌声を響かせた。
米作り総括 わら細工習う 大町南小 5年生が異世代交流

 大町市大町南小学校の5年生が20日、1年を通して取り組んできた米作りの締めくくりとなる、わら細工を体験した。常盤公民館「わら細工サークル大町」(西沢国義会長)のメンバーを講師に、正月飾りの「おやす」作りを教わり、異世代交流を深めた。
 おやすは正月、しめ縄とともに飾られる、神様にささげるためのわらで編んだ食器。ミカンなどを入れて供える。児童たちはメンバーから由来を聞きながら、さっそく制作に取り組んだ。
 児童が作った作品はそれぞれの自宅に持ち帰り、正月に合わせて飾られるという。
BC安全確保へ冬山訓練 大町署と遭対協 白馬乗鞍スキー場上部で

 大町署山岳遭難救助隊と北アルプス北部地区山岳遭難対策防止協会(遭対協)は22日、小谷村の白馬乗鞍温泉スキー場が今年新設したリフト終点付近で冬山訓練を実施した。雪上の救助訓練とともに、新リフト終点から滑走する場所がゲレンデ外区域となることから、危険が懸念される箇所を確認。遭難者を出さないための安全確保と事故が起きた際の連携を確認した。
 救助隊4人、遭対協12人、県警本部山岳安全対策課2人の計18人が訓練に参加した。
トップページ 12月の一覧 ●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C) 2007-2022 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.