2023年1月3日(火)付

新春に勇壮な太鼓の音色 松川響岳が感謝込め初打ち

 松川村の信濃国松川響岳太鼓は2日、大和田神社で2023年の初打ちを行った。大人会と子供会、OB・OGらが演奏する新春恒例の行事で、勇壮な音を聞こうと大勢の地域住民らが境内を訪れた。正月の空に太鼓を鳴り響かせ、1年の始まりを告げるとともに、地域への感謝と平穏無事に思いを込めた。
 子供会、OB・OG、大人会の3部構成で、最後は全員が参加。「迅雷の響き」や「化心」「JAPAN」など響岳太鼓を代表するオリジナル曲やコンクールで演奏した曲を披露した。
縁起物ににぎわい 大北各地 新春恒例の初売り

 大北地域の店舗で、新春恒例の初売りが行われている。縁起を担いだ伝統行事や福袋の販売など、新年の訪れを祝うさまざまなイベントが催され、多くの来店者でにぎわっている。
 池田町会染の大雪渓酒造が直営する「花紋大雪渓」では1日、初売りに合わせて「鏡開き」を行った。今年の干支「卯(ウサギ)」の絵馬がついた縁起が良い限定酒や自社製品の福袋を販売。多くの日本酒ファンが詰めかけた。
大北各地 元旦恒例マラソン

 大北各地で1日、元旦恒例のマラソンイベントが開催された。住民が新春のさわやかな風を浴びながら、北アルプス山麓を駆け抜けた。(写真は大町市社)

◇青空の下元気にスタート 大町社
 大町市社地区で1日、恒例の元旦マラソン(社公民館主催)が行われ、地元住民らが元気良く1年のスタートを切った。子どもから高齢者まで約90人が参加し、気持ちの良い汗を流しつつ、健康づくりと地域の親睦を深めていた。

◇思い思いにタイムに挑戦 池田町
 池田町の第27回元旦マラソン(町陸上クラブ主催)には、子どもから高齢者まで約80人が参加した。池田保育園を発着点に一丁目、花見地区などを走る1周2`を周回。思い思いの距離を走り、タイムに挑戦した。

◇初日の出仰ぎ走り初め 松川村
 松川村の第49回元旦マラソンには子どもから高齢者まで約130人が参加し、初日の出を眺めながら走り初めを楽しんだ。村すずの音ホールを発着点に有明山社までを往復する約4`を疾走。神社を参拝し、一年間の平安を願った。
初詣 一年の平安願う 大北の神社仏閣にぎわい

 大北地域の神社仏閣は新年を迎え、初詣に訪れた多くの参拝者でにぎわっている。地域住民が一年間の平和や健康、新型コロナウイルスの終息などさまざまな願いを込めて、手を合わせていた。
 大町市大町の天正寺では12月31日深夜から1月1日にかけて、年越し初詣が行われた。地域住民ら参拝者が除夜の鐘をついて煩悩を払い、一年間の平安を願った。
粉雪舞うゲレンデに初日の出 大町 爺ガ岳スキー場

 大町市平の爺ガ岳スキー場は1日、「初日の出滑走」を初めて開催した。時々雪が降り、東の空は晴れ。積雪は50aで雪質も良好。初日の出に雪が輝くゲレンデで、訪れた人は令和5年の初滑りを楽しんだ。
 スキー場の東側に位置する山から、初日の出の陽光が差したのは午前7時半ごろ。きらめきながら粉雪がゲレンデに舞い落ちた。
ゲレンデで新年幕開け 白馬 2スキー場 年越しイベント

 年越しをゲレンデで祝おうと、白馬村の白馬八方尾根スキー場とエイブル白馬五竜スキー場は12月31日夜、カウントダウンイベントを開催した。振る舞いや抽選会などの催しで盛り上がり、年越しの瞬間はカウントダウンを合唱し、打ち上げ花火で新年の幕開けを祝った。(写真は白馬五竜)
 白馬五竜は3年ぶりの開催で、新型コロナ対策で例年と違い屋外で実施した。この日はナイター営業を延長したことで、2022年の「滑り納め」を楽しむ客も大勢いた。振る舞いは年越しそばで、熱々のそばをすすり「おいしい」「温まる」と冷えた体に染み渡らせた。
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