2023年2月4日(土)付

3年ぶり三重塔福豆まき=@大町 王子神社 伝統の「節分祭」 

 大町市大町俵町の若一王子神社(竹内直彦宮司)で節分の3日、伝統の「節分祭」が行われた。年男や市内団体の代表者らがコロナ禍の終息や住民の無病息災などを願い、境内の県宝・三重塔から福豆をまいた。
 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、3年ぶりの福豆まきとなり、牛越徹市長ら参列者が三重塔から、「鬼はそと、福はうち」の掛け声とともに豆を投げ、参拝者が福にあやかろうと空中に両手を伸ばしていた。
白馬の空へ大きく飛躍 北小校庭でジャンプ学習

 白馬村の白馬北小学校で、校庭にある学校所有のスキージャンプ台を利用したジャンプ学習が行われた。高さ約18bの大ジャンプ台、その中間からスタートする中ジャンプ台、校庭の斜面に作った土手ジャンプ台で、児童それぞれがレベルに合わせて挑戦。白馬の空目掛けて飛躍し、スキージャンプの醍醐味を味わった。
 1月31日の1・2時間目は5年生が行った。大ジャンプ台に挑戦する子や、中ジャンプ台や土手ジャンプ台で練習を重ねる子など、それぞれの目標に向け取り組んだ。「うまく飛ベなかった」「もう1回やる」「すごいスピードだった」と声を上げ、スキージャンプの楽しさを体感していた。
松川「あめ市」3年ぶり きょうから大売出し 36店舗で 大抽選会18・19日

 松川村商工会商業部会は4日から19日まで、「あめ市大売出し」を村内参加店で行う。期間中に赤いのぼりが目印の参加店(36店舗)で買い物をすれば抽選補助券がもらえる。メインイベントの大抽選会は18・19日に。同商工会では3年ぶりとなるあめ市に「村の商店で買い物していただき、当日ぜひいらして」と呼び掛けている。 
「道の駅池田」男性用にも 公衆トイレのサニタリーボックス 需要高まり県が初設置

 県大町建設事務所はこのほど、池田町の「道の駅池田」東側の男性用公衆トイレに、サニタリーボックス(汚物入れ)を設置した。前立腺がん・膀胱がんを治療した場合など、近年は男性にも需要が高まっていることを受けて設置。県が管理する道の駅では初めてとなる。
 男性用の洋式・和式トイレの個室と多目的トイレの計3カ所に設置した。同事務所管内は今後、現在トイレ改修工事中の白馬村の「道の駅白馬」に設置を予定している。
 今後、県内21カ所の県管理の道の駅へ順次設置していく方針。一方、たばこや一般ごみの廃棄・放置などが懸念される場合もあり、様子を見る場所もあるという。
鹿皮℃フてず小銭入れに 大町の地域づくり美麻 地域資源活用へWS

 大町市美麻青具の道の駅「ぽかぽかランド美遊」で1月29日、「作ろう・食べよう・考えよう℃フてられる鹿皮の活用ワークショップ」が開かれた。信州鹿皮エシカルプロジェクト・グルーバーレザー代表の徳永直孝さん(45)と原山純一さん(46)を講師に、鹿皮の蛇腹小銭入れを作った。
 参加者たちは好みの色合いの鹿皮を選び、それぞれに縫い糸の色など個性を発揮した小銭入れの加工にチャレンジした。松本市から参加した20代の男性は鹿皮のなめし体験にも参加したといい「流れがつかめて楽しかった。なめしから製品になるまでの間の工程ももっと知りたくなった」と話していた。
「コース外」でなく「山岳地帯」 小谷の雪崩遭難事故現場 スキー場は安全 正しく区別を

 小谷村の北アルプス白馬乗鞍岳天狗原で1月29日に発生した雪崩遭難事故に関連し、発生場所の山岳地帯と、「スキー場コース外」が混同されているとして、関係者が正しい理解を求めている。一部報道やSNSで「スキー場のコース外」と表記されているが、現場はスキー場が関与しない山岳地帯。スキー場やバックカントリー(BC)スキーのイメージ低下につながりかねず、区別する必要がある。
 ハクババレーツーリズム(HVT)によると、スキー場コース外とは管理区域内だが立ち入りを禁止しているエリア(ロープを張っている場所など)で、管理区域の外は山岳地帯。今回雪崩が発生した場所も中部山岳国立公園内に位置するエリアで、冬山登山やBCスキー目的の入山に制限はない。一方で知識や装備が求められ、安全管理も自己責任となるため、HVTでも注意事項を設け発信している。
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