2023年2月10日(金)付

県議選 大町市区は選挙戦 投開票まで2カ月 新人2人立候補へ

 県議選の投開票日まで2カ月に迫った。大町市区では新人の降旗達也氏(50)=無所属・会社員・大町栄町=が立候補を表明していたが、同じく新人の田辺芳宏氏が出馬を表明したことで、選挙戦が確実な情勢となった。同区では現職4期の諏訪光昭氏(71)=無所属・大町下仲町=が昨年12月、健康上の懸念を理由に今期限りでの引退を表明した。

▽北安曇郡区は選挙戦不透明
 北安曇郡区(定数1)は現職7期の宮澤敏文氏(70)=無所属・池田町会染相道寺=が今年1月、8選を目指して立候補を表明した。他に出馬に向けて目立った動きはなく、選挙戦になるか不透明な情勢だ。
スキー場で記念の一枚を 白馬五竜 ウエディングフォト 海外需要も

 スキー場を舞台に、ウエディングドレスなど衣装を着て写真撮影をする「ウエディングフォト」の人気が高まっている。白馬村のエイブル白馬五竜スキー場ではこの冬、香港から訪れた馬さん一家が結婚10周年を記念して撮影。青空が広がる撮影日和となり、思い入れのある白馬での晴れ舞台に、最高の思い出をつくった。
 家族は7年前に初めて白馬を訪れ、人の温かさや親しみやすさに感動し、以降毎年のように足を運んでいる。夫のレイモンドさんは「白馬が大好き。最高の天気で良い写真が撮れた」と喜んだ。
 同スキー場ではこれまでも日本人客のウエディングフォトはあるが、外国人客の撮影は初めてだった。
白馬高スキー部を支援 OB会・後援会 激励金 活動に役立てて

 白馬村の白馬高校スキー部OB会(下澤弘嘉会長)と同後援会(矢口公勝会長)は6日、スキー部への激励金を関正浩校長に贈呈した。第72回全国高等学校スキー大会(山形県、7〜11日)に出場する選手や部の活動に役立ててほしいとし、地元を代表して戦う選手に「頑張ってほしい」と期待を込めた。
 関校長は「いつも支援していただきありがたい。これからもさまざまな形で協力をお願いできれば」と感謝した
池田支店 5月店舗撤退へ 八十二銀行 建物老朽化 機能は松川に

 池田町の金融機関・八十二銀行池田支店が、建物の老朽化により現在の店舗を5月に閉じることが、複数の関係者への取材で9日までに分かった。支店はまちなかの商店街にあり、長く住民に親しまれてきたため、店舗の閉鎖を惜しむ声や今後のまちづくりへの影響を心配する声も聞かれた。
 八十二銀行の広報は、「公表している事実はない」とコメントしている。支店は約70年前に現地に開設。関係者への取材によると、現在の建物は築40年を超え、耐震改修工事は終えたものの老朽化しており、昨年の取締役会で閉鎖が決定されたという。支店は廃止せず、松川村の松川支店の建物内に置くとされる。
児童がキッチンカーペイント 美麻の特産品販売 大町あめ市でお披露目

 大町市の美麻地域づくり会議と一般社団法人地域づくり美麻は、地域の特産品を販売するキッチンカーの導入に向けて準備を進めている。お披露目は、11日の大町あめ市に併せて大町商工会館前で開かれる荷ぐるま市になる予定。3日には、地元の児童が車体ペイントの一部である美麻高原の菜の花を描いた。
 美麻大塩地区のうどん店「しずかの里」がこれまで使っていたキッチンカーを提供した。描く絵は一般公募し、昨年8月にぽかぽかランド美遊で行われた「美麻市」で人気投票を行った。特別選考者の作品と入賞者の作品をベースに、鈴木七海さん(21)=松本市波田=がデザインを手がけた。
雪国大町の生活に触れる 定住促進協 県外12人 冬の暮らし体験

 大町市定住促進協働会議は4日と5日、冬の生活に触れる「冬を楽しむ暮らし体験」を開催した。県外在住で移住に関心のある7組12人が参加。薪まきストーブに使う薪割りの体験や、かんじきを履いて行くハイキング、雪掘り体験など、雪国大町の生活と自然の楽しさを満喫し、移住を考えるきっかけづくりをした。
 「冬の寒さや雪が心配」という移住希望者を対象に、大町の冬の暮らしを体験してもらおうと開催した。企画・運営は「北アルプス学びと遊びの旅行社」。
 市定住促進係の左右田慎也さんは「大町の暮らしで心配されるのが雪。冬の暮らしを体験してもらえた」と話した。
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