2023年3月5日(日)付

域課題 取り組み発表 大町市「ひとが輝くまちづくり事業」最終報告会 8団体 活動振り返る

 市民団体や自治会などが行うまちづくり事業に対して補助金を交付する、大町市の「ひとが輝くまちづくり事業」の令和4年度最終報告会が4日、市文化会館で開かれた。補助金を受けた8団体が活動を振り返り、成果を発表。地域の課題解決や活性化に向けて進めてきた1年間の取り組みを報告した。
 事業は、「市民参画と協働のまちづくり」推進のため、市民団体などが行う公益性の高いまちづくり活動に対して補助金を交付する制度。本年度は8団体に計1000万円ほどを補助した。
篠田%ゥ芸に中学生の練り切り=@池田町立美術館 19日まで「大篠田展」に高瀬中コラボ12日まで

 冬季休館を終えた池田町の北アルプス展望美術館(町立美術館)で19日まで、明治から令和の時代まで信州の陶芸界を牽引してきた篠田一族による「大篠田展信州陶芸の創生から現在へ」が開かれている。同展の出品作家とコラボした、地元高瀬中学校3年生による作品展を、12日まで同時開催している。
 3年生は美術科の授業で、池田町の四季を和菓子の「練りきり」に見立て、粘土で表現する学習を行った。同館の協力で、作家とのコラボ展が実現した。
 五代目の篠田裕貴さん(34)=松本市浅間温泉=が制作した小皿に、生徒らの力作70点が並んだ。裕貴さんは「個性豊かでびっくりした」と感心し、同館学芸員の矢花久美さんは「卒業前にぜひ、ご本人やご家族も美術館へば、持続可能な社会づくりにつながる」と子足を運んで見てほしい」と呼び掛ける。生徒作品の観覧は無料。
給食費無償化926人署名 丸山白馬村長「実現へ取り組み」

 白馬村内の子育て中の保護者や子育て施策に関心がある村民有志でつくる「白馬村の学校給食を考える会」(郷津奈々・世話人代表)は3日、給食費の無償化を求める926人分の署名を丸山俊郎村長に届けた。丸山村長は「子育て支援は村の重点施策の一つ。財源確保を研究する中で、実現できるよう取り組みを進める」と意欲を見せた。
 村内では現在、学校給食運営費のうち、食材購入費等として年間計3200万円を保護者負担金として集めている。一般家庭の小学生1人につき年間約5万5000円、中学生約6万4000円となっている。第3子以降や低所得者世帯等の児童生徒の無償化はすでに実施している。
大町北小にベルマーク贈呈 キリンビバレッジ 頑張り評価 県内最多収集

 大町市の大町北小学校(宮入勝彦校長・全校254人)で1日、ベルマーク贈呈式が行われた。県とキリンビバレッジによる合同企画「ベルマークを集めて信州の魅力を再発見!キャンペーン第2弾」で集まった、全7万330点が同校に寄贈された。
 未来を担う子どもたちの教育環境整備を助成しようと、運動に参加するキリンビバレッジが、県と共同して昨年10月から11月にかけて実施したキャンペーン。
 同校では、整理に手間と時間のかかるベルマークの集計や発送作業を手伝いたいと、昨年度から有志らによるボランティア活動が始まっている。開校以来、県内最多の累計200万点のベルマークを集めてきたことから、同校への寄贈が決まった。
声と絵≠ナ親しむ本の世界 大町 八坂小で「カリヨン」読み聞かせ

 大町市の八坂小学校で2月27日、地元の読み聞かせグループ「おはなしカリヨン」(渡辺恵子代表)による、読み聞かせ活動が行われた。児童が大型絵本や、電子黒板に映し出された読み聞かせの演出に魅せられながら、本の世界に親しんだ。
 メンバーは「しげちゃん」「えんどうまめばあさんとそらまめじいさんのいそがしい毎日」「くつやのまるちん」の3冊を紹介した。
返礼品にデジタルアート 大町市のふるさと納税 偽造防ぎ付加価値高める

 大町市は、ふるさと納税の新たな返礼品として、大町の風景などを描いたデジタルアートの採用を検討している。作品偽造を防ぐデジタル技術で唯一無二の作品として付加価値を高め、芸術を通じた大町の魅力発信につなげたい考えだ。
 返礼品にはデジタルコンテンツが本物だと保証する技術「非代替性トークン(NFT)」を利用する方針。市のマスコット「おおまぴょん」と風景画を組み合わせた作品や、写真家による風景写真などを検討している。
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