2023年3月7日(火)付

大型建物火災に備え連携 大町 春の消防総合訓練3年ぶり

 大町市、市消防団、北アルプス広域大町消防署による本年度春季火災予防運動「消防総合訓練」が5日、市役所を会場に開かれた。3月1日から7日まで実施されている「春の全国火災予防運動」に合わせて行う火災防御・救助訓練で、春の開催は3年ぶりとなり約180人が参加した。
 大型建物火災を想定して、はしご車による要救助者の救出、救急車による搬送、はしご車やポンプ車による一斉放水など演習型訓練に取り組んだ。
 訓練に続き、大町岳陽高校書道部による火災予防啓発パフォーマンスが行われた。青空の下、音楽に合わせてダンスを踊りながら力強く大作を書き上げると、大きな拍手が沸き起こった。
年長児 園訪れ雪遊び交流 保育園「しろうま」が「小谷」に

 小谷村保育園で2月28日、同園としろうま保育園(白馬村)の年長児が交流した。しろうま保育園の園児が小谷村保育園に来るのは初めてのことで、裏山でそり滑りや雪遊びを楽しみ、親睦を深めた。良く晴れた日となり、雪の上で戯れる子どもたちの笑い声が空に響いていた。
 両園の交流はコロナ禍で中断しており、久しぶりの実施となった。小谷の年長児18人と、しろうまの年長児34人が交流した。
「DX課」新設デジタル推進 松川村 住民サービス向上へ

 行政サービスのDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進するため、松川村は新年度、機構改革でDX課を新設する。全庁にわたるデジタル化を強力に推進し、住民サービスの向上につなげる。8日開会の3月定例議会に関連議案を提出する。
 現在総務課内で特定個人情報の取り扱いや各種統計に関する業務を扱っていた情報統計係を分離し、DX推進係と名称を変更、DX課内に置く。村長部局は8課となる。人員は課長1人、課員1人の体制に加え、国の地域活性化起業人制度を利用し、企業からシステムの検証などを担う専門性の高いデジタル人材の派遣を受ける方針。
親子1年間の成長実感 池田 ポレポレ塾が閉講

 未就園児と保護者を対象にした池田町公民館の家庭教育学級「ポレポレ塾」は3日、本年度の閉講式を町交流センターかえでで行なった。12組の親子が参加し、1年間の成長を感じながら、楽しく活動した。
 桃の節句にちなみ、用意された紙のパーツを貼り合わせて、カラフルなひな人形飾りを作った。年間を通して繰り返し行ってきたリズム体操や手遊びを、親子で楽しんだ。
「鼠穴橋」21日供用開始 県道有明大町線 難所解消 松川で開通式

 松川村と安曇野市穂高有明を結ぶ一般県道有明大町線の鼠穴橋の掛け替えとバイパス工事が大詰めを迎え、21日正午から、共用開始となる。狭く曲がりくねった難所区間が解消し、安全で快適な利用が可能になる。
 この県道は安曇野市と大町市を結ぶ観光路線、地元住民の生活道路として利用されている。
 供用開始に併せ、開通式が21日午前10時から松川村多目的交流センターすずの音ホールで開催される。式典の後に現地へ移動し、地元の3世代住民や来賓などによる渡り初めが行われる。
ロープウエー運行開始遅れ 小谷栂池 BC雪崩事故など影響

 小谷村の栂池高原スキー場上部と栂池自然園を結ぶ栂池ロープウエーの早春運行は、例年より遅い4月1日から開始する。昨年より3週間遅い運行開始。今月1日に開かれた「白馬乗鞍岳周辺における冬季利用のあり方検討会」で決定した。主催の村によると、1月29日に白馬乗鞍岳天狗原で発生したバックカントリー(BC)雪崩遭難事故の影響もあり、早期の運行に慎重な意見があった。
 昨年は3月12日、2021年は3月20日、20年は2月22日に運行を開始した。
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