2023年３月18日付

2023年３月18日(土)付

家族友人と喜び合う　大北各高校で入試合格発表

　県内公立高校の令和5年度後期選抜試験合格発表が17日、行われた。大北・安曇野地域の各高校でも、受験生や家族が訪れて合格を確かめ、喜び合う姿が見られた。県内では全日制・定時制あわせて9319人、大北・安曇野は7校で466人が合格した。
　各校では、午前8時半すぎに玄関などに合格者番号が張り出された。大町市の大町岳陽高校では、友人同士や家族で訪れた受験生が緊張の面持ちで受験票と発表された番号を照らし合わせていた。

思い出胸に笑顔晴れやか　各地の幼稚園で卒園式

　大北地域の各幼稚園で卒園シーズンを迎えている。大町市平借馬のりんどう幼稚園（西澤弥恵子園長）では17日に卒園式が開かれ、ひまわり組14人の卒園生が卒園証書を受け取り、園での楽しい思い出を胸に巣立っていった。
　同園では今年、3年ぶりに卒園児らにマスク着用を呼び掛けない卒園式とした。卒園証書を受け取った園児たちは晴れやかな笑顔を見せ、一人一人が感謝の言葉を添えて、母親に花束と手紙を渡し、間近に迫る学校生活への抱負を話していた。

国本梨紗さん観光大使に　白馬で第1号村内出身タレント

　白馬村は17日、自然や歴史文化、物産品など村の魅力を発信する「白馬村観光大使」の第1号に、村内出身のタレント・国本梨紗さん（19）＝アミューズ＝が就任すると発表した。仕事や日常生活を通じて村をＰＲし観光振興につなげるとともに、村広報やパンフレット、イベントなどに出演する予定。4月3日にスノーピークランドステーション白馬で就任式を開く。
　観光大使の任命は、丸山俊郎村長が公約に掲げた持続可能な観光地づくりに向けた取り組みのひとつで、昨年11月に設置要綱を作成。国本さんを第1号に任命した。

総合技術新高誘致に意欲　松川村長「駅近くに広い土地」

　県の高校改革で池田工業高校・穂高商業高校・南安曇農業高校を統合して新設する安曇野総合技術新校（仮称）について、松川村の平林明人村長は17日、新校誘致に意欲的な姿勢を見せた。村議会3月定例会の一般質問で答えた。
　平林村長は誘致の考えがあるかとの質問に「あります」と答弁。いち早い用地確保については「努力いたします」とするにとどめ、「まだ新校設立は決まっておらず、タイミングを見てやらなければならない。県議などと相談しながら力強く頑張りたい」と答えた。

ちひろの愛したババロア復活　松川美術館「絵本カフェ」で4年ぶり

　松川村の安曇野ちひろ美術館の絵本カフェでは、画家・いわさきちひろにちなんだ人気のスイーツ「ちひろの愛したいちごのババロア」が、4年ぶりに復活した。
　約60年前、ちひろが東京・新宿の洋食店で好んで食べていたメニュー。譲り受けた当時のレシピを再現し、カフェで提供してきた。
　コロナ禍で、生菓子の提供が中止となる中、来館者からは、イチゴのババロアを求める声が寄せられていた。

気温高急速に雪解け　大北のスキー場終了前倒しやコース閉鎖

　高気圧に覆われ気温が高くなる日が続き、大北地域では雪解けが急速に進んでいる。この影響で、複数のスキー場が前倒しして今シーズンの営業を終了し、またほとんどのスキー場で下部ゲレンデの一部滑走コースを閉鎖した。長野地方気象台によると、18日は低気圧が本州南岸を東北東へ進み、雨となる見込み。標高1000㍍を超える高所では雪に変わる可能性もある。
　融雪が進んだため、白馬さのさかスキー場は予定を前倒しして21日に今シーズンの営業を終了する予定。また、大町市の爺ガ岳スキー場は16日に営業を終了した。

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