2023年3月25日(土)付

立候補予定者政策へ決意 北アJC 県議選・大町へ公開討論会

 北アルプス青年会議所(JC)は23日夜、県議会議員選挙大町市区(3月31日告示、4月9日投開票、定数1)の立候補予定者3人を迎えた公開討論会をサン・アルプス大町で開いた。住民約80人が来場。立候補を予定するいずれも新人で無所属の降旗達也氏(50)=会社員・大町栄町、田辺芳宏氏(75)=自営業・平花見、奥村健仁氏(56)=会社経営・大町九日町=(表明順)が登壇し、政策や県議選への決意を語った。
 同JCが有権者から募集した意見を基に「経済対策」「少子高齢化対策」「移住施策への考え」「松本糸魚川連絡道路建設のあり方」の4テーマで行われた。発言順はくじ引きで決定し、公正中立の観点から均等な持ち時間で行った。
教育と社会をつなぐ 大町中 初代校長に塚田秀さん

 旧大町市内の中学校2校を再編し、この春開校する「大町中学校」の初代校長に、大町第一中学校校長の塚田秀さん(54)=松川村緑町=が就任する。県教育委員会が人事異動を発表した24日、「学校の再編というめったにないイベント。生徒に貴重な経験を積んでほしい。教育と社会をつなぐ学校教育を目指したい」と抱負を話した。
 新校は校地の仁科台中学校と大町第一中の2校が統合。春からは両校で掲げた共通の教育目標と教育理念、授業づくりのガイドラインを継承する。
ドローンでピザお届け 白馬47で実験 ビジネスモデル確立へ

 ドローン(無人航空機)を活用した物流ビジネスモデル確立に向け、白馬村の白馬47スキー場で21日、焼きたてのピザを利用客へ届ける実証実験が行われた。通常は飲食できないエリアに特設コーナーを設け、約3`離れたスキー場下部で焼いたピザを配達。ドローン物流における収益の確保が課題となる中、白馬の観光資源を生かした収益性向上の可能性を探った。
 山小屋へのドローン輸送などに取り組むマウントリブラ(白馬村)、物流コンサルティングのNX総合研究所(東京都)、同スキー場などが実施。
 スキー場下部から標高差約630bのゲレンデにピザを運んだ。通常料金より200円ほど高く設定したが、多くの利用者から注文があった。
地域と歩む美術館運営を 池田 新指定管理者が説明会

 池田町立美術館(北アルプス展望美術館)・町創造館の新指定管理者による説明会が22日、町交流センターかえでで開かれた。各地の施設で指定管理を担当するノウハウやネットワークを生かし、経費削減しつつ地元の作家等とともに歩む姿勢を示した。
 4月から新たに指定管理を担う静岡県の静岡ビル保善・山本尚武常務取締役が事業計画概要を説明。ビルメンテナンスのノウハウを生かし、保守点検などの経費を削減する管理運営を行い、令和5年度には2万3200人、7年にはコロナ前に匹敵する3万1300人の入館者数を目標にするとした。
マスク外し 希望の門出 大町 市内保育園で卒園式

 大町市内の各保育園で24日、卒園式が開かれた。数年ぶりに在園児の参加やマスクなしの実施となり、喜びと希望に満ちた年長児の門出を祝福した。くるみ保育園(大町栄町)では12人が卒園の日を迎えた。松本保江園長は、一人一人に祝いの言葉をかけながら、卒園証書を手渡した。
 卒園児は晴れやかな表情で証書を受け取ると、まっすぐに保護者のもとへ行き、感謝の言葉を述べながら手渡した。
 卒園児は「皆さん、たくさんの優しさをありがとう」とこれまでの園生活に感謝し、卒園の歌を披露。心を一つに最後の合唱を響かせた。
一中の歴史 写真で振り返る 25、26日 大町市文化会館で展示

 大町市文化会館展示室で25日と26日の午前9時から午後4時まで、「一中歴史写真展」が開かれている。閉校を迎えた第一中学校の歴史を、学校資料室にある写真で今一度振り返ってもらおうと、同校コミュニティスクール最後の事業として企画した。
 開校に向けての旧校舎建設写真や、昭和20年代から年代ごとに撮影された航空写真、同校の記念行事を記録した写真などが並ぶ。文化祭や閉校記念行事の写真展で展示した写真に加え、今回は閉校記念行事の写真、閉校式での校旗返還の写真なども展示した。
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