2023年３月26日付

2023年３月26日(日)付

「大町の顔」惜しまれ閉店　今月31日駅前のアルプスロマン館

　大町市のＪＲ信濃大町駅前で長年親しまれてきた土産物店「アルプスロマン館」が今月31日で閉店する。長年、大町の玄関口で観光客や地域住民に愛されてきた店舗が惜しまれながら営業を終える。同店を運営する、「雷鳥の里本舗田中屋」（同市大町俵町）の曽根原光重社長は「大町の顔にもなっていた場所だけにつらい思いだが、コロナ禍でさまざまなことを考えて苦渋の決断をした」と話している。
　曽根原社長は「皆さんからのこれまでの支援に感謝している」と話している。

バド奥原選手五輪出場願う　大町「応援する会」激励金贈る

　大町市出身のバドミントン女子シングルス・奥原希望選手（28）の2024年パリ五輪出場を願い、ふるさとの住民らでつくる「奥原希望さんを応援する会」は20日、激励金80万円を奥原選手に贈った。奥原選手は「パリに向けて少しずつ調子を上げ、まずはオリンピックレースを無事に戦えるよう、できる限りの準備をしたいと思います。これからも温かい応援をお願いします」と感謝のコメントを寄せた。

新1年生安全に通学を　白馬安協ランドセルカバー寄贈

　白馬村交通安全協会（丸山隆興会長）は20日、4月から村内小学校に入学する新1年生のランドセルカバーを寄贈した。「こうつうあんぜん」の文字と、村キャラクター「ヴィクトワール・シュヴァルブラン・村男Ⅲ世」が描かれ、ドライバーの目を引く黄色いデザイン。事故なく無事に学校生活が送れるよう交通安全の願いを込めた。　
　新1年生は白馬北小学校36人、白馬南小学校16人。丸山会長がランドセルカバーを平林豊教育長に手渡した。

薄雪から花春告げる　大町市平 3月宮の森自然園

　3月18日、大町市平野口の宮の森自然園を歩くと、森の落ち葉は所々で薄雪に覆われ、散策路沿いに咲きそろうザゼンソウも春の雪化粧。午後には雨になり、ほどなく雪景色は消えてゆく。
　春めく陽気の22日、続いて咲き始めたのはミズバショウ。清そな白の輝きが散策する人を楽しませ、見頃のザゼンソウが競演。小川の瀬音と小鳥たちのさえずりのアンサンブルも楽しい。

地域課題解決成果振り返る　池田「つむぐプロジェクト」参加大学生 5年間の活動報告

　大学生らが池田町の課題解決の実践に取り組む「つむぐプロジェクト」は18日、活動報告会を町交流センターかえでで開いた。信州大学と長野大学の学生やＯＢ、活動を見守ってきた地域住民ら約20人が参加し、5年間の活動の成果を振り返った。
　同プロジェクトは、大学生のキャリア形成と地域課題解決の実践を目的に、「池田つむぐプロジェクト」として、平成30（2018）年度に始まった。空き家や子育て、限界集落などをテーマに、後輩へ引き継ぎながら、地域との関わり方を模索してきた。コロナ禍で活動が停滞したものの、3年目に体制を整え直し、期間を延長して活動した。一定の成果が出たことと、体制の維持が難しいことから、本年度で終了する。

〝野口〟の遺跡や文化財学ぶ　大町百寿会荒井さん招き講演

　大町市平野口の野口百寿会は19日、講演会「野口の歴史アラカルト」を同市八坂の明日香荘で開いた。郷土史「仁科路研究会」を主宰、市文化財保護委員会委員長を務める元市教育長の荒井和比古さんが「野口の歴史アラカルト」と題して講演。地区住民や市内住民ら約20人が参加し、野口地域に多く残る遺跡や文化財などについて学んだ。

トップページ

３月の一覧