2023年3月30日(木)付

「大町中」の校歌 合同練習 開校へ準備大詰め

 大町市の仁科台中学校と大町第一中学校を再編統合する「大町中学校」の開校を4月7日に控え、準備が大詰めを迎えている。校地の仁科台中では3月29日、両校の生徒や教職員約400人が集まり、新校歌の合同練習を行った。春からの学校生活への期待を胸に、新たな仲間同士でハーモニーを響かせた。
 体育館には両校の1・2年生が並び、県合唱連盟理事長の中村雅夫さんの指導で校歌を練習。「北アルプスの山並みの彼方に広がる蒼き空」と大町の情景を歌った。
昔の通学路に思い馳せ 小谷 土谷から中土小跡巡る

 かつて小谷村土谷地区の子どもたちが中土小学校まで通った通学路を歩く催しが23日、晴天のもと開かれた。奉納温泉を出発し、大峯峠を越えて小学校跡地の中土観光交流センターやまつばきまで山中を歩くコースで、雪が残る箇所はスノーシューを装着。山々がよく見える暖かな日となり、参加者は里山を満喫しながら昔の生活道に思いを馳せた。
遺影 被写体の魅力捉える 松川の協力隊 寺口さん・松本さん 共同企画の写真展

 松川村の地域おこし協力隊・寺口純平さん(43)による写真展「unknown〜光のほうへ〜」と、遺影撮影イベント写真展「遺影でYeah!!アナザーストーリー」が4月16日まで、村すずの音ホールのパッサージュで開かれている。同じく協力隊の松本寿治さん(38)との共同企画で、2人の自由な発想とアイデアが生きた手作りの写真展。
 寺口さんが撮影を、松本さんがディレクターを務めた遺影写真の撮影会が2月に同ホールで開かれた。写真展では、同意を得た参加者の中から、自然なしぐさやその人らしい表情を捉えた別カットの作品8点を展示している。
山肌染める桜色 池田 夢農場 早くも開花

 桜の名所で知られる池田町陸郷の観光農園「夢農場」で、早くも桜が開花し、春の訪れを告げている。例年より2週間ほど早く、今週末には見頃が始まりそうだ。
 夢農場では「小鳥が作った桜の郷」として知られ、山腹一帯の約200fに点在するソメイヨシノやオオヤマザクラが見どころ。今年は例年より暖かい日が続き、開花も早まったとみられる。これから数千本の木々が山肌を淡いピンク色に染めていく。
充実の創作活動振り返る 大町 陶芸の家 本年度閉講式

 大町市が設置する「陶芸の家」(大町東町)は24日、令和4年度の閉講式を大町公民館分室で開いた。陶芸の家会員の25人が、年間約80日にわたる充実した創作活動を振り返った。
 本年度は40〜90代の愛好家が集い、交流を深めながら作品づくりに没頭した。閉講式では、皆勤した2人を表彰した。
第一人者が北ア名ルート紹介 アルパインクライミングガイド本 大町木崎湖のKAILAS 店主・廣川健太郎さん著

 大町市平木崎湖畔の日帰り温泉施設・ゆ〜ぷる木崎湖内・信濃木崎アウトドアステーション「KAILAS(カイラス)」ショップ店主で、氷壁クライミングの第一人者・廣川健太郎さん(63)が30日、著書「アルパインクライミングルートガイド北アルプス編」を山と渓谷社から出版する。鹿島槍ケ岳や爺ケ岳、穂高岳、剣岳、後立山など、中〜上級者向けの87の名ルートを山岳写真とともに盛り込んだ。
 今回の著書では、著名な山岳写真家の写真などをふんだんに使った。20年ほど前の自身の執筆をベースに書き直して仕上げた。
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