2023年4月9日(日)付

提灯の光 満開の花彩る 大町公園で「桜まつり」

 大町市の桜の名勝・大町公園で7日夜、「おおまち桜まつり」が始まった。提灯の淡い光が満開の桜を照らし、来場者の目を楽しませている。今年は新型コロナウイルスに対する行動制限もなく、多くの花見客でにぎわいそうだ。
 実行委員会は市内の企業など約130事業所から協賛を募り、公園内に提灯約170個を設置。初日はあいにくの雨の中、点灯式が行われ、午後6時の合図とともにスイッチが入れられた。東山の中腹に提灯の明かりがともると、参加者から拍手が響いた。まつり期間中の5月7日まで点灯し、公園内に出店などが並ぶ。
日本語学習通じ国際交流 大町公民館 外国人向け教室開講

 大町市の大町公民館が開いている「外国人のための日本語教室」が5日から、大町公民館学習室で開講した。本年度は、外国人受講者に日本語を教えるボランティアも増え、学習を通じて相互理解と国際交流を深めている。
 開講式では講師の代表を務める川上佐貴子さんが「大北地域にも外国出身の人が多く住んでいるので、日本語を理解してもらうことで、多文化共生の地域づくりにつなげていきたい」とあいさつ。初回は自己紹介や外国人受講生のレベルに合わせた個別指導が行われた。
男性の新たな居場所づくり 大北・安曇野 「ALPおっさんの会」発足

 大北・安曇野地域などに暮らす男性有志が、仲間とともに支え合い楽しさを共有する男性の居場所づくりの月例会が2日、大町市総合福祉センターで開かれた。3月の説明会で入会を決めた20人余りの会員が参加。組織の名称がこれまでの仮称「ゆる〜いおっさんの会大北」から、「ALPおっさんの会」とすることを決め、会費や本格的な活動方針を決めた。
 初回の活動では、これまでの活動報告や今後の活動計画、会員の人となりを知るため毎月数人が行う「今月のおっさん」の発表が行われた。選ばれた男性の「おっさんの会で心地の良いサードプレイス≠つくりたい」という意見に、深い共感が寄せられた。
陸郷の桜 気持ちよく散策を 池田 ガイドマスター会が環境整備

 池田町の町民有志でつくる観光ボランティア・池田町ガイドマスター会(有川劭代表)は1日、同町陸郷の東山夢の郷公園周辺で環境整備作業を行った。桜や春の散策で訪れる来場者が安全に気持ちよく散策できるように草刈りなどで整えた。ガイドマスター会員10人、事務局2人が参加。夢農場から落合橋にかけて、八代沢の河川敷に茂ったアシの刈り払いや落ち葉の片付け、ごみ拾いなどの作業を実施した。
自然豊かな山村留学スタート 大町 八坂美麻学園「入園のつどい」

 大町市八坂の山村留学センター八坂美麻学園で5日、令和5年度「入園のつどい」が開かれた。都市部などから集まった新入学園生12人と、2年目以降の継続生19人の計31人が、親元を離れて自然豊かな八坂・美麻の地での小中学校生活をスタートした。
 学園生は、地域で一番早い春を告げるダンコウバイの花を手に入場。会場中央のわらぐつに一人一人生けていった。完成した美しい花束に「来年再びこの花が咲く3月まで、みんなでしっかりと歩いて行こう」という願いを込めた。
 青木厚志学園長は「不安な気持ちも3月の修園では自信に変わると思う。その変化も感じながら、ダンコウバイの花を胸に1年間頑張っていきましょう」と激励した。
4年ぶり「慎太郎祭」開催へ 大町市6月4日 祭典や記念登山 参加者募集

 大町市に登山シーズンの到来を告げる「第66回針ノ木岳慎太郎祭」が6月4日、開催される。日本三大雪渓の一つ「針ノ木雪渓」での祭典や360度の大パノラマが広がる針ノ木峠への記念登山などがコロナの落ち着きから4年ぶりに実施となる。実行委員会は参加者を募集している。
 実行委員会は6日、本年度第1回会合を大町商工会議所で開き、大会長に大町山岳会の横川仁会長を選出した。4年ぶりのイベント開催に向け「多くの皆さんに参加してもらい、登山の楽しさを味わってほしい」と呼び掛けている。
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