2023年4月12日(水)付

アルペンルート15日開通=@制限なし4年ぶり コロナ禍前入り込み期待

 北アルプスを貫き大町市と富山県を結ぶ山岳観光路「立山黒部アルペンルート」は15日、今シーズンの営業を開始する。海外からの入国制限がないスタートとしては4年ぶりとなり、運営会社の立山黒部貫光(TKK)は「今年はコロナ禍前の入り込みまで回復させたい」と期待を寄せる。
 同ルートはコロナ禍前まで、年間「100万人」が訪れる人気の観光スポット。昨年は入国制限の緩和などにより前年を上回ったものの、48万人と例年の半分ほどにとどまった。TKKは「今年はスタートから入国制限がなく、入り込みの回復が期待できる。外国人観光客の『雪の大谷』への期待感が高まっている」としている。(写真は令和4年の『雪の大谷ウオーク』)
創作楽しみ仲間づくりへ 大町市「陶芸の家」本年度開講式

 大町市陶芸の家(白木靖文会長)は10日、令和5年度「陶芸の家開講式」を大町公民館分室で開いた。新会員1人が加入し、24人で新年度の活動のスタートを切った。互いの技術を教え合い、切磋琢せっさたく磨ましながら「粘土と炎の芸術」である陶芸を楽しみ、仲間づくりにつなげていこうと気持ちを高めた。
 開講式では、新会員が紹介され、会員の中で経験の豊かな4人に指導員の委嘱状が手渡された。主催者を代表し牛越徹市長は「20年、30年以上の経験者で80代、90代の会員も多く、皆さんの活躍が地域の元気につながっている。今年1年も創作活動を通じ、心身健康で素晴らしい作品を作っていただくことを願っている」と激励した。
ヘルメット着用 白馬高で啓発 道交法改正「努力義務」受け

 道路交通法の改正により、4月1日から自転車に乗る際のヘルメット着用が「努力義務」になった。着用を周知しようと、白馬村交通安全協会(丸山隆興会長)は11日朝、白馬高校で登校する生徒に向け啓発活動を実施。チラシを配布し、命を守るヘルメットの重要性を呼び掛けた。
 啓発活動は、通学などで自転車に乗る機会が多い高校生に努力義務化を周知するため、安協と大町署員計6人で実施。チラシを配り「ヘルメットを着けてください」「努力義務になりました」などと伝えた。
住民の困り事℃闖浮ッ 松川移住若者3人 法人設立し「まごサポ」

 松川村に移住した若者有志3人が、一般社団法人「Ori絲(おりいと)」(西村耕平代表理事)を立ち上げ、生活支援サービス「まごサポ」を始めた。地域で子育て世代や高齢者がそれぞれに孤立を深める中で、困り事を手伝うサービスを通じて世代をつなぎ、支え合いを生み出そうと走り出した。
 有志は薬剤師で村地域おこし協力隊の西村さん(34)、元内装業で大工仕事を得意とする伊藤祐平さん(34)、介護士の井上一さん(33)の3人。
 まごサポは、電球交換や瓶のふた開けなどの「ちょっとお手伝い」から、家具の移動や草むしり、大掃除や大工仕事などの力がいる「お助け」まで、地域の高齢者などから仕事を請け負い、手助けする。
池田の蔵≠ノジャズの音色 安曇野の愛好家がライブ

 安曇野地域のジャズ愛好家らによる「あづみ野ジャズプロジェクト」は8日、池田町のまちなかにある「古久庄の蔵」で、ジャズライブを行った。30人近くが来場し、雰囲気のある夜の蔵で、ジャジーなグルーブに酔いしれた。
 蔵は、明治時代に創業した製紙会社の一部として使われ、戦後は、精密機械製造会社が借りていた。取り壊しの計画もあったが、町の象徴的な建物を保存・活用しようと、平成元(1989)年、当時の若手商工業者らが中心となり、「古久庄蔵部」を立ち上げた。
児童に声掛け「交通安全」 安協大町女性部 西小で啓発グッズ手渡し

 大町市の大町地区交通安全協会大町支部女性部(北澤愛子部長)は10日、大町西小学校で交通安全の啓発活動を実施した。全校児童に交通安全の啓発グッズを直接手渡し、交通事故防止を呼び掛けた。
 北澤部長や女性部員のほか、伊藤弘支部長、信濃大町駅前交番の柳澤久所長らが参加。交通安全を呼び掛けるクリーナークロスや、花の種が入った啓発グッズを一人一人に手渡した。
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