2023年4月22日(土)付

挙権なくても「センキョ割」 大町の有志「ひろめ隊」 模擬投票で「割引」PR

 統一地方選挙で若い世代の声を政治に届けようと活動する有志団体「北アルプスにセンキョ割をひろめ隊」は、投票権を持たない年齢でもスマホアプリを利用した「模擬投票」をすることで、店舗などで割引や特典を受けられる取り組みを広めている。
 ひろめ隊は、中綱湖畔で環境に配慮した農業を進める太谷春花さん(34)が隊長≠務め、今年2月に発足した。
 17日は大町市の大町岳陽高校前でチラシを配布した。太谷さんは「自分たちの欲しい未来を手に入れるためには、政治を人任せにしないことだと感じている。選挙権を持たない若者も、まず模擬投票とうれしい特典を気軽に体験してみてほしい」と話した。
教育による地方創生考える 白馬高の魅力づくり講演会

 白馬村公民館と白馬山麓事務組合は20日、生徒数が減少している白馬高校の魅力づくりを地域全体で進めていこうと、教育による地方創生を考える講演会を村ふれあいセンターで開いた。島根県の離島で高校の魅力化に取り組んできた岩本悠さんが講師を務め、全国から生徒が集まるようになった例や地域との関わりを紹介。地域住民ら約50人が出席し、白馬高を核とした地域づくりを考えた。
災害に備え防災食作り 松川 女性農業者の集い

 農や食に関心のある女性を対象にした「第8回松川村女性農業者の集い」が20日、村すずの音ホールで開かれた。13人が参加し、「今から始めよう!災害時の備え〜食と防災」をテーマに、防災食作りを通して交流を深めた。
 JA大北女性部の勝野友里さん(50)を講師に、「お湯ポチャレシピ」を作った。同レシピは、オフィスRM(神奈川県)の管理栄養士が考案し、ポリ袋と鍋一つで、効率よく温かい防災食が作れるのが特徴。昨年講習を受けた松川支部の提案で、実施した。すぐに食べられる「即食レシピ」も学び、災害時に役立つ、新聞紙を使ったお皿作りも行った。
小中一貫 新しい仲間と交流 大町 八坂小中「1年生を迎える会」

 本年度から校舎分離型の小中一貫校に移行した、大町市八坂小中学校のそよかぜ校舎で17日、前期課程(小学校課程)の新1年生8人を歓迎する「1年生を迎える会」が開かれた。ゲームで楽しく交流しながら、上級生が新しい仲間を温かく迎え入れた。
 1年生は6年生に手を引かれて入場。児童会長の吉田歩美さんが「小学校は楽しいことがたくさんあります。今日はみんなで楽しみましょう」と歓迎の言葉を述べた。
 せせらぎ校舎の後期課程(中学校課程)による、ビデオメッセージの披露もあった。
公園のシバザクラきれいに 大町 白塩町の「愛護会」が整備

 大町市の地域の有志でつくるボランティア団体「白塩町河川公園愛護会」は16日、農具川河川公園で、整備作業を実施した。新たな苗の植え付けや、周辺の草刈り・整備を行い、美しいシバザクラで知られる公園に訪れる人が気持ちよく観賞できるように作業に汗を流した。
 シバザクラは農具川の河川敷の景観美化のために同会が苗を植え、植栽や管理を行ってきた。参加者は「花を見た人の『きれいだね』と喜ぶ顔が励み。これからも頑張りたい」と話していた。
台湾で観光・学習旅行PR 北ア山麓実行委 6月訪問へ事業者説明会

 県や大北地域の市町村などでつくる「北アルプス山麓育ちin首都圏(台湾)実行委員会」は18日、台湾で6月に行う観光や学習旅行のプロモーション活動に向けた事業者説明会を大町市の県大町合同庁舎で開いた。約3年前から企画していたが、コロナ禍で延期され、ようやく実現する。観光関係者が直接、自然や食、文化など北アルプス地域の魅力を発信し、学習旅行を含めたインバウンド(海外旅行客)復活につなげる。
 事業者説明会には、プロモーションに参加を予定する大北地域のホテルやアクティビティー施設などの観光関係者約20人が出席。地域の魅力の効果的なアピール方法や、台湾からの観光客が求める体験、食などについて話し合うなど準備を進めた。
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