2023年4月28日(金)付

第3回芸術祭会期決まる 来年9月13日〜11月4日 市民参加へセミナー企画

 大町市を舞台にした芸術の祭典「北アルプス国際芸術祭2024」について、実行委員会は27日、市役所で会見を開き、会期を「来年9月13日から11月4日まで」と発表した。過去2回の開催を踏まえ、市民参加を促進しようと、地域資源や芸術について学ぶセミナー「北アルプスまほろば塾」の開催など、新たな取り組みを紹介した。
 芸術祭は「水・木・土・空」をコンセプトに芸術作品で市内を彩り、地域の魅力を発信するイベント。
 まほろば塾では著名人や専門家をゲストに招き、北川氏を案内役に住民参加で地域の魅力を掘り起こす。初回は平公民館で今年7月1日、「木(仮)」をテーマに東京おもちゃ美術館館長の多田千尋さんを講師に招く。
ジャガイモ植え農業身近に 大町 あすなろ保育園児が体験

 大町市常盤のあすなろ保育園の年中・年長児が24日、清水農業生産組合(川上宗春組合長)の畑で、ジャガイモの植え付けを体験した。農業のプロである組合員と交流しながら、農作物を育てることへの関心を高めた。
 園児たちは長さ30aの尺棒を使い、組合が準備した種芋を並べた。規則正しく真っすぐに並んだ種芋に「大きくなあれ」と声を掛けながら、優しく土をかけ、豊作を願った。8月には組合員との収穫作業も予定し、園の食育活動に役立てる。
2期目の村政スタート 中村村長初登庁 チーム小谷で取り組む

 任期満了に伴う小谷村長選挙で再選した中村義明村長(61)=中小谷北雨中=は27日、初登庁し、2期目の村政をスタートさせた。「4年間やる中で自分としても反省しなければならない内容も多い」とし、職員に向けて「皆さんの力を借りなければ村政運営はできない。村のみんなでチーム小谷でやっていきたい」と意気込みを伝えた。
 中村村長は午前8時半すぎ、公用車で村役場庁舎に到着し、職員に拍手で迎えられた。
美しい自然デジタルで記録 白馬村観光局 「NFT」活用サイトで公開

 白馬村の美しい自然を不変的なデジタル記録として残そうと、村観光局がプロジェクトに乗り出している。複製・改ざん不可能なデジタル証明書「NFT」を用いて、村内で撮影された写真に時刻や位置などの情報をひも付け、特設サイトで公開。観光局が推進する循環型経済を目指す「グリーンワーク白馬」の一環として、デジタル技術を用いた今後の活用を検討する実証実験と位置付ける。
 観光局の福島洋次郎事務局長は「白馬で最も価値のあるものの一つが自然景観。NFTで残すことで価値を保存したい」と話す。将来的にはNFTで残したデジタルデータを流通させ、利益を環境に資する取り組みに活用する構想もある。
新入社員の心構え学ぶ 池田町 歓迎会に34人 講話も

 令和5年度池田町新入社員歓迎会が26日、町役場で開かれた。町内の企業や福祉施設、病院などの8事業所に就職した45人のうち、34人が出席した。歓迎を受けるとともに、社会人としての意識を高めた。
 甕聖章町長が「地域を知ることで、愛する心が育まれるのでは。楽しく働ける職場づくりに取り組んでもらえたら」とあいさつした。
マスク・岩盤浴シーツ活用を 松川の今井さん 村と社協に寄贈

 松川村細野の電子部品開発「ホライズン」社長・今井清隆さん(69)が25日、村と村社会福祉協議会に感染防止マスクとラジウム鉱石が練りこまれた岩盤浴シーツを寄贈した。
 寄贈式は村福祉プラザゆうあい館で行われ、今井さんが村社協会長の須澤和彦副村長にコロナ感染防止マスク90枚とラジウム鉱石の岩盤浴シーツ50枚を手渡した。マスク、シーツともに、今井さんが長年研究を続けている、健康に良いとされるラジウム鉱石が使われている。シーツはすでに、村のデイサービスのベッドで活用されている。
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