2023年5月2日(火)付

移住夫婦がおやつ屋さん=@大町常盤「おかしなてんとくん」開店

 大町市常盤清水にこのほど、気軽に食べられる身近なおやつ≠販売する店「おかしなてんとくん」がオープンした。大阪府池田市から移住した遠近瑞穂さんが調理・販売と店長を務め、夫の直人さんが店舗DIYと事務仕事などを担う。「子どもの頃1個10円で買ったたこ焼きの思い出≠、今の子どもたちにも体験してほしい」との思いで、おやつ屋さん≠フ開業に向けてまい進してきた。
 原材料の高騰などで、当初考えていたような価格帯では販売できなくなった。それでも「地域の方が小腹がすいた時など、暮らしの中で気軽に利用できるようなお店にしたい。大人にも、甘いものが得意でない方にも、楽しんでいただけるおやつを提供できたら」と張り切る。
地元で働く魅力知って 大町職安など 大北企業説明会

 来年春に卒業を予定する高校生・大学生などの就職活動が本格的に始まっている。1日には大町市のJA大北会館アプロードで大北地域の企業説明会があり、36社が出展。地元高校生を中心に学生らが訪れ、企業の人事担当者から話を聞き、地元で働く魅力や仕事に関心を高めた。
 ハローワーク大町、大北5市町村、県北アルプス地域振興局、大町職業安定協会の共催。製造や建設、小売、福祉など、大北地域に勤務場所がある企業が参加した。
完歩賞に手作り缶バッジ 小谷中生 塩の道まつり準備

 小谷村で3日に開かれる「第44回塩の道まつり」に向けて、小谷中学校は、例年実施している歩荷の衣装を着た行列に加え、独自に完歩賞の缶バッジを制作した。今年は大勢の参加が見込まれ、心からの「おもてなし」で迎える。
 缶バッジは2年生が制作。デザインは17種類で、牛や温泉マーク、花、カメムシなどをデザインした。約500個作り、一つ一つ手で色を付けた。独自に開催するスタンプラリーの判もつくった。
 歩荷とごぜ(女性の盲人芸能者)に扮して道中を歩く行列は1年生が担当。4月28日には本番の衣装を着用し、地域住民を講師に踊りを練習した。加藤駿平さんは「絶対成功させる」と意気込みを見せた。
労働者 権利訴え団結 連合長野大北協 大町でメーデー集会

 労働者が団結して権利を要求する祭典「メーデー」(5月1日)に向けて、連合系の第94回「大北地区中央メーデー」が4月29日、大町市のサン・アルプス大町で開かれた。全国的には賃上げの動きが出始めたものの地方では未だに賃金格差がある中、労働環境の改善や賃金アップを訴えた。
 新型コロナ禍を乗り越え、2年ぶりに従来の形式に近い形で実施。アトラクションでは大町流鏑馬太鼓が演奏を披露し、お楽しみ抽選会も開かれた。
太田芽衣さん 初出場で優勝 第28回折弁カラオケグラチャン大会

 大町市文化会館で4月29日に開かれた「第28回折弁カラオケグランドチャンピオン大会」(折弁主催)で、当日出場者31人の中からグランドチャンピオンに輝いたのは、初出場の太田芽衣さん(27)=大町市大町俵町。「選ばれるとは思っていなかった。大勢の前で歌ったことがなかったので緊張したが、最後まで気持ちよく歌えた」と栄冠の喜びを語った。
 市内のバーで働く中、歌が好きということで来店客から推薦され、出場を決めた。実家には祖母のカラオケ機があり、幅広い世代の歌に触れていた。
 「いい経験にもなり楽しかった。チャンピオンというプレッシャーはあるが、また機会があれば歌ってみたい」と話していた。
住民票コンビニ交付 松川も 大北5市町村 すべてサービス対応に

 松川村で1日から、マイナンバーカードを用いた住民票の写しや印鑑登録証明書のコンビニ交付サービスが始まった。すでにサービスを始めていた大町市・白馬村に加え、小谷村では3月1日から、池田町では4月3日からコンビニ交付サービスが開始しており、大北5市町村全てでサービスが開始となった。
 松川村では初日に、平林明人村長が店舗で交付作業を実演。タッチパネルを操作してマイナンバーカードを置き、暗証番号を入力すると、住民票の写しが交付された。平林村長は「これは役場に行くより楽だね」と喜び、「これを手始めに、さらにDX化を進めたい」と意気込んだ。
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